10月11日(月)底堅さを確認後は買戻しが加速する展開に。
■東京市場大引け
底堅さを確認後は買戻しが加速する展開に。
新型コロナウイルスの新規感染者数減少も支え。
■本日の日本株概況
『国内』
本日の東京株式市場で日経平均株価は
前日比449円26銭高の2万8,498円20銭と続伸。
前週末の米国株安を嫌気した売りが先行したものの、
一巡後には押し目買いが入り、上昇に転じる展開となりました。
岸田首相が、金融所得課税について強化の先送りを表明したことや、
足元の新型コロナウイルスの感染者数が落ち着いていることもあって
底堅さを確認した後は買戻しが加速。
上げ幅を拡大する展開となっています。
日経ジャスダック平均株価、東証マザーズ指数も続伸して終了。
『海外』
11日午前の中国・上海株式相場は続伸して終了。
国内で電力不足の解消に向けた取り組みが進むほか、
中国の対外関係の悪化懸念もいったん和らぎ、
買いが優勢となりました。
『為替』
11日14時時点の東京外国為替市場で
円相場は1ドル=112円68~69銭近辺と円安に傾倒。
11日午後の東京株式市場で日経平均株価が堅調に推移し、
市場参加者の運用リスクを取る姿勢がやや優勢となりました。
■明日の相場見通し
米国のインフレ懸念や、中国景気の減速懸念など、
外部要因には不透明感は根強いものの、
本日の日本株市場は堅調な展開となりました。
新型コロナウイルスの新規感染者数が減少傾向になるなか、
新政権に関する懸念感も一巡し、
内需株などへの買い意欲が強まっています。
前週末に業績予想の上方修正を発表した安川電機が
中国景気減速への懸念感から売りに押されるなど
外部環境には注意を払う必要がありますが、
経済対策の恩恵を受けやすい内需関連や、
アフターコロナ関連などには、
引き続き積極的な買いが入る期待ができるでしょう。
企業決算も徐々に発表されてくる見通しですので、
銘柄を選別しつつ、売買を進めていきたいです。
■明日の予定
『国内』
9月企業物価指数(8:50)
30年国債入札
『海外』
独10月ZEW景況感指数(18:00)
アフガニスタン問題に関するG20サミット(オンライン)
米3年国債入札
米10年国債入札
IMF世界経済見通し
■主要指数
『海外』
・NYダウ:34,746.25(-8.69)
・ナスダック:14,579.537(-74.479)
・S&P500:4,391.34(-8.42)
・為替:112.86-112.87(+0.91)
『国内』
・日経平均株価:28,498.20(+449.26)
・TOPIX:1,996.58(+34.74)
・日経ジャスダック平均株価:3,984.74(+28.56円)
・東証マザーズ指数:1,123.34(+17.78)