8月5日(水)東京市場大引け。日銀による買いへの思惑やアジア株高を好感し、下げ幅を縮小。
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■8月5日 本日の見出し
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為替相場の円高傾倒を嫌気した売りが先行も、
日銀による買いへの思惑やアジア株高を好感して下げ幅を縮小。
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■本日の相場概況
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『国内』
5日の東京株式市場で日経平均株価は、
前日比58円81銭安の2万2,514円85銭と反落。
為替相場がやや円高に振れたことで
輸出関連株に売りが先行する展開となりました。
前日まで大幅続伸となっていたことから、
利益を確定する売りが出た面もあるでしょう。
ただ、日銀による買いへの思惑や、
昼休み中に香港ハンセン指数、上海総合指数などの
アジア株がプラス圏に浮上したことで
下げ幅を縮小して終了しています。
新興市場では、新型コロナの影響を受けにくい銘柄に買いが優勢となり、
日経ジャスダック平均株価、東証マザーズ指数も続伸。
『海外』
5日午前の上海株式市場で上海総合指数は続伸。
中国の7月非製造業PMIは54.1と高水準でしたが、
10年2カ月ぶりの高さだった6月から4.3ポイント低下したため、
景況感の改善が一服したと見た売りが先行。
しかし、政府の景気下支え策への期待は根強く、
上昇に転じて前場は終了しています。
『為替』
5日14時時点の東京外国為替市場でドル円相場は、
1ドル=105円56~57銭近辺と円高に傾倒。
米国での追加の経済対策を巡る協議の難航を受けて
景気回復ペースが鈍るとの見方から円買いが先行したものの、
今夜に7月分の米ADP雇用統計発表などなどを控えて
様子見ムードが強まっています。
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■明日の日本株見通し
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アナリストのKanonです。
本日は個別株に堅調な推移が目立ちました。
夏枯れ相場とは言いますが、
今年は各国の財政出動などの効果により
個人投資家の売買が例年に比べて活況な印象を受けます。
また、今年は米大統領選が控えています。
当初は、民主党候補指名が確実なバイデン氏が大統領になれば
高所得者や企業への増税が行われて
景気に悪影響を与えるとして懸念されていましたが、
ここにきて、バイデン氏が大統領になったとしても
新型コロナに対する大規模な経済対策が打たれ、
増税の影響を打ち消すと見られています。
つまり、11月の大統領選に向けた
市場の変動リスクが後退していると言えますね。
株高に期待して引き続き取り組んでいければと思います。
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■明日の予定
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『国内』
7月都心オフィス空室率
10年物価連動国債入札
『海外』
英国金融政策発表
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■主要指数
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『海外』
・NYダウ:26,828.47 (+164.07)
・ナスダック:10,941.166 (+38.369)
・S&P500:3,306.51(+11.90)
・為替 ドル円:105.65-105.66(-0.26)
『国内』
・日経平均株価:22,514.85(-58.81円)
・TOPIX:1,554.71(-0.55)
・日経ジャスダック平均株価:3,437.69(+12.94)
・東証マザーズ指数:1,030.26(+21.73)
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