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10月11日(月)米インフレ、中国恒大問題への懸念から上値は限定的か。

 

 

■10月11日 東京市場寄付き


好調な企業業績や為替の円安傾倒は支えも、
米インフレ、中国恒大問題への懸念から上値は限定的か。

 

■本日の日本株概況

 

 

おはようございます、Kanonです。

本日の日本株市場は落ち着いたスタートとなりそうです。

先週末には、安川電機が業績予想を修正するなど、
足元の企業業績は底堅い推移が続いており、
日経平均株価のPERも前週末時点で13.74倍と
値ごろ感が依然として強い状況。

為替が円安に傾倒していることもあって
下値では買いが入りやすい環境です。

ただし、前週末に発表された
9月分米雇用統計で平均時給の上昇が見られたほか、
米原先物も7年ぶりに一時1バレル80ドル台に乗せており、
インフレへの懸念感が続きやすいほか、
中国恒大集団のデフォルト懸念も投資家心理の重荷に。

この辺りの要因が企業業績にまで幅広く影響を与えない限り、
日本株の下振れ余地は限定的となりそうですが、
需給面では、日経平均株価2万8,000円台後半での
戻り売りの重さも意識されますので、
外部要因につれ安した場面を上手く狙って
買いを入れていきたいです。

■本日の相場概況

 

 

『NYダウ平均』

8日の米国株式市場でダウ工業株30種平均は、
前日比6ドル69セント安の3万4,746ドル25セントと小幅に反落。

9月の米雇用統計で雇用者数の増加幅が
市場予想を下回たことで、
労働市場の回復鈍化を嫌気した売りが優勢に。

平均時給の増加基調が改めて確認されたことで、
インフレを警戒した売りも波及しています。

ハイテク株には米長期金利の上昇を嫌気した売りが波及し、
ナスダック総合指数も反落して終了しています。

『為替』

8日のNY外国為替市場で円相場は1ドル=112円15~25銭と円安に傾倒。

長期金利が上昇したことで、
日米金利差拡大を背景とした円売りが優勢となりました。

日経平均先物

8日のシカゴ日経平均先物12月物は、前日比25円高の2万8,075円と続伸。

為替の円安傾倒は支えとなったものの、
米国株価指数の下落を受けて上値は限定的となりました。

■本日の予定

 

 

『国内』

9月工作機械受注(15:00)

『海外』

IMF・世銀年次総会(~10/17)

■本日の決算発表

 

 

コスモス薬品、ローツェ、技研製、コーナン商事
アレンザHD、スタジオアリス、ライク、進和、
タキヒヨー、WACUL、AVANTIA、黒谷

■主要指数

 

 

『海外』

・NYダウ:34,746.25(-8.69)

・ナスダック:14,579.537(-74.479)

・S&P500:4,391.34(-8.42)

・為替:112.26-112.27(+0.31)

『国内』

日経平均株価:28,048.94(+370.73)

TOPIX:1,961.85(-2.29)

・日経ジャスダック平均株価:3,935.95(+10.81円)
 
東証マザーズ指数:1,084.01(+19.90)

■本日の注目銘柄

 

 

・【6555】MS&Consulting

上期税引き前は一転黒字浮上で上振れ着地。

※こちらはアナリスト注目の銘柄で
推奨ではありません。