日本投資機構 公式ブログ

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8月16日(月)リスクオフムードが高まり下げ幅を拡大する展開に。

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■8月16日 本日の見出し
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アフガン情勢による地勢学リスクが浮上。
リスク回避的な売りが強まり下げ幅を拡大する展開に。

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■本日の相場概況
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『国内』
 
本日の東京株式市場で日経平均株価
前日比453円96銭安の2万7,523円19銭と続落。

アフガニスタンの反政府武装勢力が、
首都カブールに侵攻し大統領を掌握したことを受けて、
リスクオフムードが高まり売りが先行する展開となりました。

為替が円高方向に動いたことも重荷となっています。

日経ジャスダック平均株価、
東証マザーズ指数は反発しています。

『海外』

16日午前の中国・上海株式市場で、上海総合指数は小幅に反発。

取引時間中に発表された7月の中国主要経済指標は
総じて市場予想を下回ったものの、
ひとまず材料が出尽くしたとして
安心感からの買いが優勢となっています。

『為替』

16日14時時点の東京外国為替市場で
円相場は1ドル=109円44銭近辺と円高に傾倒。

日経平均株価が下げ幅を拡大したことで
リスク回避を目的とした円買いが優勢となりました。

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■明日の日本株見通し
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Kanonです。本日もお疲れさまでした。

アフガニスタン政権の事実上の崩壊を受けて
地勢学リスクが意識されていますが、
地勢学リスクを材料にした株売りは
長引きにくい傾向がありますので
現時点では過度な懸念はしないで良いと判断しています。

それよりも、8月の米消費者信頼感指数が
10年ぶりの低水準となったことをきっかけに、
新型コロナウイルスデルタ型の感染拡大と、
コストプッシュ型のインフレによって
米景気が減速されるのではないかといった懸念が
浮上していることに注目すべきでしょう。

米景気減速が懸念された場合、
相対的に内需株が強く推移する可能性も。

本日はマザーズ市場などを中心に、
追証回避目的と見られる売りも波及していましたので、
個人投資家の売りが一巡して、
値ごろ感が増している銘柄などへの買いも狙っていきましょう。

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■明日の予定
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『海外』

米7月小売売上高(21:30)
米7月鉱工業生産(22:15)
中国全国人民代表大会全人代)常務委員会会議(~8/20

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■主要指数
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『海外』

・NYダウ:35,515.38(+15.53)

・ナスダック:14,822.898(+6.636)

・S&P500:4,468.00(+7.17)

・為替:09.38-109.39(-0.91)

『国内』

日経平均株価:27,523.19(-453.96)

TOPIX:1,924.98(-31.41)

・日経ジャスダック平均株価:3,939.23(-20.83円)
 
東証マザーズ指数:1,030.62(-38.38)