10月13日(水)今夜に米重要指標の発表を控え、様子見ムードが強まる。
■東京市場大引け
上昇に転じる場面も見られたものの、一巡後は、
今夜に米重要指標の発表を控え、様子見ムードが強まる。
■本日の日本株概況
『国内』
本日の東京株式市場で日経平均株価は
前日比90円33銭安の2万8,140円28銭と続落。
朝方は売りが先行し、2万8,000円を割り込む場面も見られたものの、
同価格帯での買い意欲は強く、買戻しが入ったことで、
一時はプラス圏に転じる場面も見られました。
しかし、本日は9月の米消費者物価指数(CPI)や
9月開催分の米FOMC議事要旨の公表を控えており、
上値では売りが重く、マイナス圏に沈んで終了。
新興市場でも売りが優勢となっており、
日経ジャスダック平均株価、
東証マザーズ指数も続落して終了しています。
『海外』
13日午前の中国・上海株式相場は続落して終了。
中国の景気減速や資源高などを受けて
投資家がリスク回避の動きが優勢となりました。
『為替』
13日14時時点の東京外国為替市場で
円相場は1ドル=113円46銭近辺と円安に傾倒。
米長期金利が円安方向に動いたことで円売りの動きがやや優勢です。
ただ、13日に9月の米消費者物価指数(CPI)や
9月開催分の米FOMC議事要旨の発表を控え
様子見ムードが強く、膠着感の強い展開となっています。
■明日の相場見通し
本日は、様子見ムードが強い展開となりました。
衆議院選や決算発表期を控えており、
スケジュール面でも手掛けにくさが強まっている模様です。
現在はインフレによって
企業の利益が圧迫されるのではないかといった
懸念感が株価の重しになっている模様ですが、
エネルギー不足のピークは冬になるのが一般的な上、
サプライチェーン混乱の一因となっていた
東南アジアなどでの新型コロナウイルスの感染拡大も
足元では一服している状況です。
前日に発表されたIMFによる世界経済見通しを見ましても
インフレは今年の年末にピークをつけると予想されており、
企業業績も再度上向いてくる期待が高いでしょう。
先々を少し慎重に見通しながらの判断する必要はありますが、
足元の株価調整局面を買いチャンスと見て、下値を狙っていく方針です。
■明日の予定
『国内』
5年国債入札
衆議院解散
『海外』
中国9月生産者物価指数(10:30)
中国9月消費者物価指数(10:30)
米9月生産者物価指数(21:30)
■主要指数
『海外』
・NYダウ:34,378.34(-117.72)
・ナスダック:14,465.925(-20.275)
・S&P500:4,350.65(-10.54)
・為替:113.47-113.48(+0.18)
『国内』
・日経平均株価:28,140.28(-90.33)
・TOPIX:1,973.83(-8.85)
・日経ジャスダック平均株価:3,962.78(-12.56円)
・東証マザーズ指数:1,090.13(-9.87)