6月17日(木)市場予想に比べてタカ派的な米FOMCの結果を受けて売りが優勢に。
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■6月17日 本日の見出し
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市場予想に比べてタカ派的な
米FOMCの結果を受けて売りが優勢に。
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■本日の相場概況
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『国内』
本日の東京株式市場で日経平均株価は
前日比272円68銭安の2万9,018円33銭と続落。
米FOMCの結果が市場予想に比べて
タカ派的であったことから売りが優勢となりました。
しかし、ワクチンの接種加速による
経済活動の再開期待は根強く、
下値では押し目買いが見られています。
日経ジャスダック平均株価は小幅に続伸も、
グロース株には金利上昇を嫌気した売りが波及し、
東証マザーズ指数は続落して終了しています。
『海外』
17日の中国・上海株式市場で、上海総合指数は反発。
朝方は売りが先行したものの
節目である3,500近辺での押し目買い意欲は強く
徐々に買いが優勢となりました。
『為替』
17日14時時点の東京外国為替市場で
円相場は1ドル=110円68銭近辺と円安に傾倒。
米長期金利の上昇を受けて円売りが優勢となっています。
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■明日の日本株見通し
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Kanonです。
前日の米国株市場は下げ渋る動きとなりましたが、
2023年に2回の利上げを見こむ米FOMCの結果は
市場にとってややサプライズなことは変わりません。
ゆっくりと時間をかけた織り込みが
市場で進んでいけば、問題はありませんが、
8~9月にFRBがテーパリングの方向性を示し、
年末から2022年はじめに実際に減額を始めるとの予想が多いため、
神経質な時間がしばらく続きそうです。
今夜の米国株市場が改めて
ネガティブな反応を示す可能性も考慮すべきでしょう。
一方で、テーパリングの話が出てくるのは
ワクチンの接種加速による景気の回復が鮮明だからこそ。
本日は相場全体が弱含む中でも、
経済再開の恩恵を受ける銘柄の強さが目立ちました。
こうした銘柄選別を行っていくことが有効な戦略となりそうです。
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■明日の予定
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『国内』
黒田日銀総裁会見
5月全国消費者物価指数(8:30)
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■主要指数
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『海外』
・NYダウ:34,033.67(-265.66)
・ナスダック:14,039.684(-33.173)
・S&P500:4,223.70(-22.89)
・ドル円:110.70-110.72(+0.77)
『国内』
・日経平均株価:29,018.33(-272.68)
・TOPIX:1,963.57(-12.29)
・日経ジャスダック平均株価:3,974.19(+3.96円)
・東証マザーズ指数:1,182.65(-20.39)