9月30日(木)月末、上期末のポジション調整もあって弱含む展開に。
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■9月30日 本日の見出し
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前日の米国株式市場の伸び悩みが嫌気されたほか、
月末、上期末のポジション調整もあって弱含む展開に。
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■本日の相場概況
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『国内』
本日の東京株式市場で日経平均株価は
前日比91円63銭安の2万9,452円66銭と続落。
前日の米国株式市場でダウ平均が
伸び悩んで終了したこともあって
寄り付き後、上値の重い展開となりました。
午前中に発表された中国の景気指数が
減速感を示す内容となったことも売り材料視されています。
本日は、日経平均の銘柄入れ替えに絡んだ
売り注文が5,000億規模で出るとの観測もあったほか、
月末、上期末でポジション調整の売りも重荷になった模様。
新興市場では旅行関連や内需関連などが個別で物色されたため、
日経ジャスダック平均株価は続落も、東証マザーズ指数は反発しています。
『海外』
30日午前の中国・上海株式市場で、上海総合指数は反発。
中国国内の電力不足などを背景として
前日に大幅安となった反動で買いが優勢となっています。
『為替』
30日14時時点の東京外国為替市場で
円相場は1ドル=111円94~95銭近辺と円安に傾倒。
早期の米利上げ観測を背景に米長期金利の先高観が根強く、
将来の日米金利差拡大を見込んだ円売りが優勢となっています。
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■明日の日本株見通し
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供給が抑制されたことを主要因として
米中の景気にピークアウト観測が強まっていることが
投資家心理の重荷となっている模様です。
とはいえ、ワクチン接種が遅れた日本については、
海外ほど強い成長を株価に織り込んでおらず、
これまで出遅れていた内需株などは
比較的堅調な値動きを見せております。
また、海外についても調整一巡後は、
今後の景気拡大を見込んでの買いが
再度戻ってくる期待が高いと見ています。
日経平均株価も、2日連続で25日移動平均線を
下値支持線として下げ渋る動きを見せており、
2万9,500円割れの水準が当面の下値目途となるでしょう。
日本株市場が上昇トレンドにあることに変化はありませんので、
前向きに下値を拾う取り組みを進めていきたいです。
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■明日の予定
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『国内』
8月失業率(8:30)
8月有効求人倍率(8:30)
9月日銀短観(8:50)
9月新車販売台数(14:00)
9月軽自動車新車販売台数(14:00)
日銀金融政策決定会合の「主な意見」(9/21~9/22開催分)
『海外』
米8月個人所得・個人消費支出(21:30)
米9月ISM製造業景気指数(23:00)
休場:中国(~10/7)、香港
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■主要指数
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『海外』
・NYダウ:34,390.72(+90.73)
・ナスダック:14,512.441(-34.242)
・S&P500:4,359.46(+6.83)
・為替:111.90-111.92(+0.61)
『国内』
・日経平均株価:29,452.66(-91.63)
・TOPIX:2,030.16(-8.13)
・日経ジャスダック平均株価:4,029.92(-13.19円)
・東証マザーズ指数:1,127.62(+7.18)