10月27日(水)好決算が続くも、衆院選を前に上値は限定的か。
■東京市場寄付き
好決算が続くも、衆院選を前に上値は限定的か。
決算を通過した銘柄への個別物色が中心に。
■本日の日本株概況
おはようございます、Kanonです。
好調な企業決算を材料とした米国買いは続いているものの、
昨夜の米国株価指数は短期的な過熱感が意識されて伸び悩んで終了。
日本株市場も、衆院選など重要イベントを控える上に、
月末安アノマリーも意識されやすいため
様子見ムードが強まりやすく
週内は揉み合うような展開が想定されるでしょう。
徐々に決算発表が出てきますから、
内容を材料視した個別物色が中心となりそうです。
個別では、26日に2022年3月期の業績予想を上方修正したものの
おおむね市場予想平均の水準となった
精密小型モーター大手の日本電産に注目。
同社は、新型コロナウイルス感染拡大の影響で
ベトナムの工場で稼働率が落ちたと説明しており、
先行きを警戒した売りが出るのか、
その後の回復を見込む動きが優勢となるのか、
投資家心理と今後発表が進む決算への反応をはかる上で
株価の反応を見ておきたいです。
■前日の海外概況
『NYダウ平均』
26日の米国株式市場でダウ工業株30種平均は、
前日比15ドル73セント高の3万5,756ドル88セントと続伸。
市場予想を上回る米主要企業決算が相次ぎ、
好感しての買いが優勢となりました。
良好な米経済指標が発表されたことも
株式市場の支えとなっています。
ただ、短期的な過熱感が警戒されて
利益を確定する売りが波及し、
ダウ平均の上値は限定的となりました。
ナスダック総合指数も続伸して終了しています。
『為替』
26日のNY外国為替市場で円相場は1ドル=114円10~20銭と円安に傾倒。
日米欧の株高基調を受けて、
低リスク通貨とされる円には売りが優勢となりました。
『日経平均先物』
26日のシカゴ日経平均先物12月物は、前日比165円高の2万8,975円と続伸。
26日に発表した10月の米消費者信頼感指数が
個人消費の改善を示したことで、
米国株とともに買いが優勢となりました。
■本日の予定
『国内』
日銀金融政策決定会合(~10/28)
2年国債入札
『海外』
米9月耐久財受注(21:30)
米5年国債入札
■本日の決算発表
信越化、エムスリー、ファナック、富士通、JR東海、NRI、
JPX、大和証G、サイバエージ、住友化、大ガス、
ヒューリック、大日住薬、東電力HD、スクリン、日立物、
特殊陶、アイカ工、松井証、アサヒHD、Vコマース、航空電、
インフォコム、フューチャー、MARUWA、横河ブHD、
メタウォーター、エクセディ、栄研化、ゲンキードラ、太平洋、
SBテクノロジ、アイチコーポ、ユアテック、バルカー、
エステー、トーモク、北電事、日精線、養命酒、杉本商
■主要指数
『海外』
・NYダウ:35,756.88(-15.73)
・ナスダック:15,235.715(+9.009)
・S&P500:4,574.79(+8.31)
・為替:114.18-114.19(+0.14)
『国内』
・日経平均株価:29,106.01(+505.60)
・TOPIX:2,018.40(+22.98)
・日経ジャスダック平均株価:4,001.49(+6.20円)
・東証マザーズ指数:1,120.55(+22.53)
■本日の注目銘柄
・【6804】ホシデン
上期経常を45%上方修正。
※こちらはアナリスト注目の銘柄で
推奨ではありません。