10月22日(金)中国恒大集団に関する警戒感が後退し投資家心理が好転。
■東京市場大引け
中国恒大集団に関する警戒感が後退し投資家心理が好転。
決算発表の本格化を控え、上値では戻り売りも。
■本日の日本株概況
『国内』
本日の東京株式市場で日経平均株価は
前日比96円27銭高の2万8,804円85銭と反発。
前日の米国株高や中国恒大集団に関する
懸念後退を受けて、買い優勢の展開となりました。
ただ、来週から決算発表が本格化することもあって
上値は追いにくく、大引けにかけては伸び悩んで終了。
日経ジャスダック平均株価は反発も、
東証マザーズ指数は続落して終了しています。
『海外』
22日午前の中国・上海株式相場は小幅に続伸。
不動産大手の中国恒大集団が23日に利払いの
猶予期限が切れる米ドル債の利息を支払ったとの
中国本土メディアの報道を受けて、
投資家心理が改善し、買いが優勢となりました。
『為替』
22日14時時点の東京外国為替市場で
円相場は1ドル=114円04~05銭近辺と円高に傾倒。
リスクオフの円売りが出る場面も見られたものの
日本時間22日夕方から発表される
欧米の購買担当者景気指数(PMI)を控え、
膠着感の強い展開となりました。
■来週の相場見通し
Kanonです。今週もお疲れさまでした。
中国恒大集団は土壇場で米ドル債の利払いを行った模様です。
短期的には警戒感は後退しましたが、
中国不動産業界の債務問題が解決したわけではなく、
中国景気の減速懸念は今後も続くと見られます。
ただ、物価上昇については、
年末前後をピークとして徐々に後退していくと見られますから、
国内景気について過度に悲観する必要はないでしょう。
来週は国内企業の決算発表も、
多く控えますから、決算発表をきっかけとして
市場のムードが良化する期待も高いと見られます。
保有銘柄の値上がりを狙いながらも、
決算発表が良好な内容であった銘柄に
徐々に資金を載せ替えていきましょう。
■来週の予定
『海外』
独10月Ifo景況感指数(18:00)
■主要指数
『海外』
・NYダウ:35,603.08(-6.26)
・ナスダック:15,215.700(+94.022)
・S&P500:4,549.78(+13.59)
・為替:113.98-113.99(-0.13)
『国内』
・日経平均株価:28,804.85(+96.27)
・TOPIX:2,002.23(+1.42)
・日経ジャスダック平均株価:4,005.26(-15.57円)
・東証マザーズ指数:1,112.26(-1.84)