9月24日(金)米FOMCの通過を受けて買戻しが優勢に。
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■9月24日 本日の見出し
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米FOMCの通過を受けて買戻しが優勢に。
中国恒大集団に関する過度の警戒感も後退。
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■本日の日本株概況
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おはようございます、Kanonです。
中国恒大集団に関しては23日に、
ブルームバーグ通信が「中国当局が恒大に、
短期的なドル建て債のデフォルトを
避けるよう伝えた」と報じ、
米紙ウォール・ストリート・ジャーナルは
「当局が地方政府に恒大の経営破綻に
備えるよう指示した」と報じています。
相反するような報道ではありますが、
何らかの形で政府が関与するとの見方ができ、
これは市場の想定の範囲内。
今後も利払い日が続くため、
報道によって相場が乱高下する可能性はありますが、
世界的な混乱にまで波及する可能性は低いため、
過度に懸念する必要はないでしょう。
米FOMCについては、市場予想よりもややタカ派的な
結果となり、年内のテーパリング開始、
2022年末頃の利上げを示唆する内容に。
ただ、パウエルFRB議長がこれまで丁寧に
市場との対話を行ってきたこともあって
結果公表後の米国株市場は買いで反応しています。
28日に配当の権利付最終日、
29日に自民党総裁選を控える日本株市場でも
投資家心理が改善したことで、
配当・優待の権利を狙った買いや、
次期政権の政策に期待しての買いが優勢となるでしょう。
イベントを通過し、リスクオフムードが後退したことで、
目先は落ち着いた相場展開が続く期待ができるとして、
出遅れている銘柄を狙っていきたいです。
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■前日の海外概況
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『NYダウ平均』
23日の米国株式市場でダウ工業株30種平均は、
前日比506ドル50セント高の3万4,764ドル82セントと続伸。
22日の米連邦公開市場委員会(FOMC)がほぼ想定通りで、
様子見姿勢を強めていた投資家の買いが
幅広い銘柄に買いが入りました。
FRBのパウエル議長が22日の記者会見で、
中国恒大の経営不安への見解を問われ
「米国の社債の債務不履行率は非常に低い」と述べ、
米中の金融環境は違うとの見解を示したことも
安心感につながっています。
ナスダック総合指数も続伸して終了しています。
『為替』
23日のNY外国為替市場で円相場は1ドル=110円30~40銭と円安に傾倒。
前日の米FOMCで利上げ開始時期の前倒しと、
テーパリングの年内開始を示唆する内容だったため、
日米金利差の拡大を手掛かりとした円売りが優勢となりました。
『日経平均先物』
23日のシカゴ日経平均先物12月物は、前日比335円高の3万0,100円と上昇。
中国不動産大手の中国恒大集団の経営不安への警戒感が薄れ、
米国株とともに買いが優勢となりました。
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■本日の予定
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『国内』
8月全国消費者物価指数(8:30)
『海外』
独9月Ifo景況感指数(17:00)
米8月新築住宅販売(23:00)
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■本日決算発表
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三益半
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■主要指数
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『海外』
・NYダウ:334,764.82(+506.50)
・ナスダック:15,052.244(+155.397)
・S&P500:4,448.98(+53.34)
・為替:110.27-110.28(+0.83)
『国内』
・日経平均株価:29,639.40(-200.31)
・TOPIX:2,043.55(-21.00)
・日経ジャスダック平均株価:4,043.40(-20.75円)
・東証マザーズ指数:1,127.81(-10.81)
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■本日の注目銘柄
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・【3723】日本ファルコム
今期配当を10円増額修正。
※こちらはアナリスト注目の銘柄で
推奨ではありません。