9月16日(木)高値警戒感から伸び悩みマイナス圏に転じて終了。
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■9月16日 本日の見出し
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高値警戒感から伸び悩みマイナス圏に転じて終了。
スケジュール面での手掛けにくさも意識される。
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■本日の相場概況
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『国内』
本日の東京株式市場で日経平均株価は
前日比188円37銭安の3万0,323円34銭と続落。
前日の米国株高を受けて
景気敏感株を中心に買いが先行したものの、
高値警戒感から伸び悩む推移となりました。
中国恒大集団の過剰債務問題への警戒感もあって
マイナス圏に転じて終了しています。
株式相場全体の調整をきっかけとして
日経ジャスダック平均株価、
東証マザーズ指数も続落して終了。
『海外』
16日午前の中国・上海株式市場で、上海総合指数は続落。
政策期待や商品相場の上昇を受けて、
資源や素材株を中心として朝方は買いが先行したものの、
一巡後は徐々に売りが優勢となりました。
『為替』
16日14時時点の東京外国為替市場で
円相場は1ドル=109円27~28銭近辺と円高に傾倒。
日経平均株価は寄り付きこそ上昇したものの、
利益を確定する売りが徐々に波及したため、
「低リスク通貨」とされる円には買いが優勢となりました。
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■明日の日本株見通し
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本日は一旦の調整を見せた日経平均株価。
通常、相場が急伸する場面では、
低PBRの景気敏感株など
「景気が良くない局面では買いにくい」銘柄に
資金が向かいやすいのですが、
足元の日本株の上昇局面では、低PBR銘柄よりも、
利益率が高く、資本効率も良い高ROE銘柄が
アウトパフォームしております。
これは、日本や世界の景気に対する
強気な見方から株が買われていたわけではなく、
世界景気の先行き懸念や欧米株の割高感を要因として
行き場を失った資金が、出遅れていた日本株のなかでも
景気に左右されにくく継続的な成長を見込みやすい銘柄に、
流れてきたことを示唆していると見られています。
となると、マクロ環境が大きく崩れれば
日本株の調整が深くなる可能性が高いため注意が必要でしょう。
来週は、20日の中国恒大集団利払い期限、
21、22日の米FOMCとリスクイベントが多い上に、
20日、23日の日本株市場が
休場となることからも手掛けにくさが強く、
明日も持ち高調整の売買が中心となりそうです。
国内の経済対策への期待感や、
ワクチン接種の進展は今後も続くと見られるため
年末に向けた日本株の大きなトレンドは上だと見ていますが、
目先は少し慎重に取り組みを進めていきたいです。
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■明日の予定
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『国内』
自民党総裁選告示日
『海外』
米9月ミシガン大学消費者信頼感指数(23:00)
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■主要指数
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『海外』
・NYダウ:34,814.39(+236.82)
・ナスダック:15,161.530(+123.771)
・S&P500:4,480.70(+37.65)
・為替:109.30-109.32(-0.13)
『国内』
・日経平均株価:30,511.71(-158.39)
・TOPIX:2,096.39(-22.48)
・日経ジャスダック平均株価:4,107.52(-6.42円)
・東証マザーズ指数:1,184.54(-3.29)