3月17日(水)景気敏感株を中心に利益を確定する売りが優勢に。
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■3月17日 本日の見出し
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景気敏感株を中心に利益を確定する売りが優勢に。
米FOMCの結果公表を控えて様子見ムードも。
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■本日の日本株概況
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おはようございます、Kanonです。
前日には3万円の大台に乗せる場面も見せた
日経平均株価ですが、同価格帯では利益を確定する
売りも出やすく伸び悩む展開となりました。
前日の米国株市場も、寄り付き前に発表された
2月分の米小売売上高や鉱工業生産指数が
市場予想を下回る低調な内容となったことをきっかけに
利益を確定する売りが波及しています。
ダウ平均は、ワクチン普及や経済対策への期待感から
売り方の買い戻しも巻き込みながら
4日連続で過去最高値を更新していたため
経済指標の発表が、FOMCを前にしての
ちょうど良い利確売りの口実になったのでしょう。
景気敏感株など直近上昇基調だった銘柄を中心に
本日は日本株市場でも利確売りが先行しそうですが、
低調な内容の米経済指標を受けても
長期金利が高止まりしていることからも
追加経済対策や新型コロナワクチン普及による先々の
景気回復に期待があることには変わりがないと見られますので、
保有銘柄についてはトレンドが崩れない限りは
調整の範囲内と見て気にしすぎないのが良いでしょう。
売り一巡後は、日本時間の明日18日未明に
パウエル米FRB議長講演を控えて動きにくい展開となりそうです。
米国株が続伸してきたところに重要イベントを通過する形になりますので、
通過するまでは無理なポジションは取らないよう注意していきたいです。
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■前日の海外概況
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『NYダウ平均』
17日の米株式市場でNYダウ平均は、
前日比127ドル51セント安の3万2,825ドル95セントと反落。
年初から上げてきたエネルギーや金融株を中心に
利益を確定する売りが優勢となりました。
米FOMCの結果公表を前に買い控えムードが
強まった面もあるでしょう。
米長期金利の上昇一服を受けて
ナスダック総合指数は小幅に続伸して終了しています。
『為替』
16日のNY外国為替市場で円相場は
1ドル=108円95銭~109円05銭と円高に傾倒。
米FOMCの結果公表前に持ち高調整の円買いが見られましたが、
小幅な値動きに留まっています。
『日経平均先物』
16日のシカゴ日経平均先物3月物は
前日比75円高の2万9,700円と続伸。
ナスダック総合指数が堅調に推移したことが、支えとなっています。
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■主要指数
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『海外』
・NYダウ:32,825.95(-127.51)
・ナスダック:13,471.567(+11.859)
・S&P500:3,962.71(-6.23)
・為替 ドル円:109.04-109.05(-0.21)
『国内』
・日経平均株価:29,921.09(+154.12)
・TOPIX:1,981.50(+12.77)
・日経ジャスダック平均株価:3,884.74(+17.98円)
・東証マザーズ指数:1,213.68(+16.79)
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■本日の予定
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『国内』
2月貿易収支(8:50)
『海外』
パウエルFRB議長会見
米2月住宅着工件数(21:30)
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■本日の注目銘柄
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・【2158】FRONTEO
エルピクセルと認知症診断支援領域の
医療AIソフトウェアの開発に向けて共同研究を開始。
※こちらはアナリスト注目の銘柄で
推奨ではありません。