10月27日（火）本日の東京市場は、米国株安を受けて軟調な展開に。
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■10月27日 本日の見出し
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米国株安を受けて軟調な展開に。
新興市場でも調整が続くか。
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■本日の日本株概況
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おはようございます。アナリストのKanonです。
昨夜のダウ平均は2.2%程度下落していますが、
日経平均株価先物の下げ幅は
80円（0.3%）程度に留まっています。
日本株市場もよくよく観察してみますと、
これまで上昇基調を強めていた銘柄は
大きく崩れているものの、
トヨタなどの自動車株や、外食、イベント関連など
上がっていない銘柄については底堅く推移しているため
総崩れとはなりにくいのでしょう。
一方で、悪化した投資家心理は改善のきっかけを掴めず、
新興市場は本日も下値を模索する展開となるでしょう。
相場下落の要因については、
欧米での新型コロナの感染再拡大や
米経済対策に関する不透明感が売り材料視された
などと報じられていますが、
実際は、米大統領選で上院下院ともに
民主党が制する「トリプルブルー」となる
可能性も意識されているため、
（そうなればキャピタルゲイン課税が増税される見通し）
「割高感のある銘柄から一旦早めに利食っておこう」
といった投資家心理が働いている面が大きいと見ています。
米大統領選については様々なリスクが想定されますが、
「トリプルブルー」による増税リスク、
経済対策の実施が遅れるリスクなどを
意識したポジション形成が
株式市場では既に進んでいると見られます。
今週は冴えない相場が続きそうですが、
大統領選通過後のアク抜け、上昇を狙って
相場が続落しても下げる余地が限定的な銘柄を中心に、
ゆっくり少しずつ仕込んでいければと思います。
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■前日の海外概況
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26日の米株式相場でNYダウ平均は、
前週末比650ドル19セント安の2万7,685ドル38セントと大幅続落。
米国で新型コロナウイルスの感染拡大が過去最多を更新したほか、
追加経済対策の協議を巡って、
野党・民主党のペロシ下院議長とメドウズ米大統領首席補佐官が
お互いの交渉姿勢を非難する事態となり投資家心理が悪化。
新政権が発足する来年1月下旬まで
成立しないとの見方も出ており、
景気の先行き懸念感が高まっています。
独ソフトウエアのSAPが25日、
2020年12月期通期の業績見通しを下方修正し
企業のIT投資意欲の低下も懸念されたことで
ナスダック指数も反落して終了しています。
『為替』
26日の東京外国為替市場で円相場は、
1ドル=104円80～90銭近辺と円安に傾倒。
欧米での新型コロナウイルスの感染再拡大で
世界景気の不透明感が意識され投資家心理の悪化につながっています。
『日経平均先物』
26日のシカゴ日経平均先物12月物は前週末比140円安の2万3,410円と続落。
先週末の米国で新型コロナウイルスの新規感染者数が
過去最多を記録したため米株が大幅反落し、
日経平均先物にも売りが波及しています。
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■主要指数
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『海外』
・NYダウ：27,685.38 （-650.19）
・ナスダック：11,358.937 （-189.345）
・S&P500：3,400.97（-64.42）
・為替 ドル円：104.84-104.85（-0.03）
『国内』
・日経平均株価：23,494.34（-22.25円）
・TOPIX：1,618.98（-6.34）
・日経ジャスダック平均株価：3,595.63（-22.16円）
・東証マザーズ指数：1,199.55（-48.16）
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■本日の予定
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『国内』
2年国債入札
『海外』
米9月耐久財受注（21:30）
米8月FHFA住宅価格指数（22:00）
米8月S&Pコアロジック・ケース・シラー住宅価格指数（22:00）
米10月消費者信頼感指数（23:00）
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■本日決算発表
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信越化、HOYA、富士通、シマノ、MonotaRO、小林製薬、
ANA、日立建、ヒューリック、日立金、JSR、日清粉G、
山崎パン、野村不HD、NSSOL、新電工、松井証、コメリ、
マクアケ、グリー、積水樹、GMOFHD、マネックスG、
四国化、未来工業、エステー、神奈交、ユアテック、
小森、タツタ線、日車輌、澤田HD、FDK、さくら、養命酒
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■本日の注目銘柄
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・【2176】イナリサーチ
21年3月期第2四半期累計(4-9月)の経常損益(非連結)を
従来予想の1億500万円の赤字から7,500万円の黒字に上方修正
※こちらはアナリスト注目の銘柄で
推奨ではありません。
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