東京市場寄付き『市況』by日本投資機構株式会社 評判
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■12月3日 本日の見出し
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米ISM製造業景況感指数の悪化で軟調な展開に。
為替の円高傾倒も投資家心理の重荷。
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■本日の日本株概況
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おはようございます、アナリストのkanonです。
米サプライマネジメント協会(ISM)による
11月の製造業景況感指数が想定外に悪化したのがきっかけで、
昨夜の米国主要3指数は下落。
トランプ米大統領が「ブラジルやアルゼンチンから
輸入する鉄鋼とアルミニウムに追加関税を課す」と
ツイッターに投稿したことも売り要因となりました。
米国株は日本株に比べて
ファンダメンタルズで見て高い水準にあったことから
利益を確定する売りが出やすかった面もあるでしょう。
また、前日に109円台で安定した推移を見せていた
ドル円相場が108円台まで円高方向に戻していることも
重荷となり、本日の日本株市場は反落で始まりそうです。
日経平均株価は25日線の位置する
2万3,200円前半付近で寄り付くと見られ、
同線を回復できなければ先物売りが加速し、
ずるずると下げ幅を広げる可能性も。
ただ、米中関係の改善により、
日本企業の業績が底入れるとの期待がなくなったわけではないため
好業績銘柄が押し目をつくった場合は買い時とも言えるでしょう。
その場合、逆張りになりますので、
何度かに分けて買い付けていくのが有効かと見ています。
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■前日の海外概況
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『NYダウ工業30種平均』
2日の米株式市場でダウ工業株30種平均は、
前週末比193ドル48セント安の2万7,857ドル93セントと続落。
米サプライマネジメント協会(ISM)が
2日午前に発表した11月の製造業景況感指数が48.1と
市場予想(49.4)に反して前月から0.2ポイント悪化し、
製造業の悪化が経済成長の重荷になると懸念されました。
また、トランプ米大統領は2日に、
「ただちにブラジルとアルゼンチンから輸入する
鉄鋼とアルミニウムに追加関税を課す」とツイッターに投稿。
半導体関連株に売りが優勢となり、
ナスダック総合株価指数も続落しています。
『為替』
2日のNY外国為替市場で円相場は、1ドル=108円90銭~109円00銭と円高に傾倒。
米経済指標の悪化で、米景気の減速懸念が強まり、
円買い・ドル売りにつながりました。
『日経平均先物』
2日のシカゴ日経平均先物12月物は前週末比115円安の2万3,215円で終了。
米経済指標の悪化とトランプ米大統領による
追加関税の発動方針を受けリスクオフの売りが
日本株にも波及しています。
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■主要指数
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『海外』
・NYダウ:27,783.04 (-268.37)
・ナスダック:8,567.987 (-97.484)
・S&P500:3,113.87 (-27.11)
・為替 ドル円:109.00-109.01(-0.59)
『国内』
・日経平均株価:23,529.50(+235.59円)
・TOPIX:1,714.49(+15.13)
・日経ジャスダック平均株価:3,685.54(+20.72)
・東証マザーズ指数:911.51(-3.63)
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■本日のイベント
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『国外』
11月マネタリーベース(8:50)
10年国債入札
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■本日決算発表
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アインHD
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■本日の注目銘柄
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・【8908】毎日コムネット
前日に上方修正を発表も、買い先行後売りに押されて終了。
25日線付近を支えとした反発に期待。
※こちらは直近材料が出た銘柄など、
アナリスト注目の銘柄で推奨ではございません。
また、寄り付いてからの値動きが荒くなり、
相場を見て柔軟な売買判断ができない場合は
リスクが高くなってしまうこともございますので
ご注意いただければと思います。
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