東京市場大引け『市況』by日本投資機構株式会社 評判
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■3月13日 本日の見出し
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新型肺炎の感染拡大が懸念され、大幅に続落。
中長期目線の投資家から売りが出ているとの観測も。
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■本日の相場概況
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『国内』
13日の東京株式市場で日経平均株価は、
前日比1,128円58銭安の1万7,431円05銭と続落。
前日の米国株価指数が大幅に下落したことで
売りが大きく先行する展開となりました。
ヘッジファンドだけではなく、
中長期で資金を運用する機関投資家からも
売りが出ているとの観測も。
後場には売り方の買い戻しが入ったことで
一時は下げ幅を400円程度まで縮小する場面も見られましたが
売りに押し戻されて終了しております。
新興市場でも追証を回避する目的での売りが続き、
東証マザーズ指数、日経ジャスダック指数も続落しています。
『海外』
13日午前の上海株式相場で上海総合指数は大幅続落。
前日の欧米株やこの日のアジアの他の株式相場が急落し、
上海市場でも投資家心理が悪化しています。
『為替』
14時時点の東京外国為替市場で円相場は、1ドル=105円49~50銭と円安に傾倒。
12日の欧州中央銀行(ECB)理事会の結果を材料に、
欧州景気の下振れ懸念が意識されたことなどから
ユーロに対してドルが買われ、円売りに波及しています。
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■来週の日本株見通し
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アナリストのKanonです。
来週は月曜の11時に、
中国の2月の経済指標発表が複数控えるほか
火曜日からは米FOMC(金融政策決定会合)など
注目イベントが目白押しです。
本日の日経平均株価は上昇する場面も見られましたが、
売りに押し戻されてしまっていることからも
まだ安心せずに買い時を見計らうべき局面と言えるでしょう。
12日までの米国株の1週間で約19%の急落の発生確率は
(確率論上は)「1600億年に1度」とのこと。
新型肺炎の影響で企業業績が悪化するとの懸念以上に、
ここまで株価が下落してしまうと
年金基金や銀行などの含み損拡大も懸念されます。
先物市場などを見ていても「買い手不在」で
売りが枯れれば買戻しが一気に入るものの
上がった場面では再び売り崩されてしまっています。
「市場が壊れてしまった」印象ですね。
新型肺炎の感染拡大は徐々に収束しつつあると見ているため
この辺りに好材料があれば相場の反転に期待ができるとして
多少打診買いは入れていっていいですが、
下値を拾ったとしても売りの重さを感じたらすぐ投げて、
様子を見るなどすると
リスクを限定しながら利益を狙えると思います。
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■主要指数
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『海外』
・NYダウ:21,200.62 (-2,352.60)
・ナスダック:7,201.802 (-750.249)
・S&P500:2,480.64 (-260.74)
・為替 ドル円:105.53-105.54(+0.87)
『国内』
・日経平均株価:17,431.05(-1,128.58円)
・TOPIX:1,261.70(-66.18)
・日経ジャスダック平均株価:2,783.78(-172.10)
・東証マザーズ指数:565.31(-34.51)
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■月曜日の予定
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『国内』
1月機械受注(8:50)
『海外』
中国2月鉱工業生産(11:00)
中国2月小売売上高(11:00)
中国2月固定資産投資(11:00 )
米3月ニューヨーク連銀景気指数(21:30)
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