5月13日(水)東京市場大引け。米中関係や新型肺炎の感染「第2波」を懸念した売りが続く。
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■5月13日 本日の見出し
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米中関係や新型肺炎の感染「第2波」を懸念した売りが続く。
売り一巡後は、パウエルFRB議長講演を前に下げ渋る展開に。
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■本日の相場概況
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『国内』
13日の東京株式市場で日経平均株価は
前日比99円43銭安の2万0,267円05銭と続落。
新型コロナウイルス感染の「第2波」や米中関係悪化を懸念して、
前日の米株式市場が下落したことを受けて、売りが先行。
売り一巡後は、日銀によるETF買い入れの思惑や、
国内緊急事態宣言解除への期待で下げ渋る展開に。
今夜にパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の講演を控え、
NYダウ先物が上昇基調となったことも支えとなりました。
新興市場ではテレワークやIT関連銘柄などに資金が集まり、
日経ジャスダック平均、東証マザーズ指数は続伸しています。
『海外』
13日午前の中国・上海株式相場は続落。
新型コロナウイルス感染拡大の第2波や
米中対立の再燃を警戒する売りが優勢となりました。
『為替』
13日午後の東京外国為替市場で円相場は1ドル=107円16~17銭近辺と円高に傾倒。
前日の米株式市場の下落を受けて
低リスク通貨とされる円には買いが先行。
その後、日本時間夜にパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の
講演が予定されていることもあり、様子見ムードの強い展開となりました。
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■明日の日本株見通し
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アナリストのkanonです。
本日は、経済活動の再開期待から、
新型肺炎の影響が長期化するとの懸念や
企業決算の内容に投資家の視点が移ったことで、
軟調な相場展開となりました。
日銀によるETF買いによって
日経平均株価は下げ渋ったものの上値は追いにくく、
一旦25日線の位置する1万9,500円付近まで
下落する可能性を考慮した上で
取引をすすめたいところです。
新型肺炎の感染拡大第2波については、
中国、欧州、米国、日本、新興国といった順で第1波が起こったため、
感染拡大がどのタームにあるかによって、
それぞれの国の投資家心理に相違が出てきます。
日本市場は、欧米投資家の売買高が多いため
欧米のムードを株式相場の楽観・悲観の大きな流れと捉え、
その上で相対的に底堅いか弱いかを判断する材料として
国内の状況を見ていくのがいいと思います。
全体の相場が弱くとも
コロナウイルス関連銘柄や好決算を発表した銘柄は堅調ですので、
そういったところを中心に狙っていきましょう。
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■主要指数
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『海外』
・NYダウ:23,764.78 (-457.21)
・ナスダック:9,002.551 (-189.793)
・S&P500:2,870.12 (-60.20)
・為替 ドル円:107.13-107.14(-0.42)
『国内』
・日経平均株価:20,267.05(-99.43円)
・TOPIX:1,474.69(-2.03)
・日経ジャスダック平均株価:3,267.73(+6.27)
・東証マザーズ指数:838.61(+4.87)
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