東京市場大引け『市況』by日本投資機構株式会社 評判
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■3月3日 本日の見出し
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米国株高を好感した買いが先行も、
協調利下げへの期待剥落で下げに転じて終了。
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■本日の相場概況
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『国内』
3日の東京株式市場で日経平均株価は、
前日比261円35銭安の2万1,082円73銭と反落。
寄り付きでは米国株主要3指数の上昇を好感した買いが先行。
日銀がETFの買い入れ額を増やしたことも支えに、
日経平均株価は2万1,719円まで上昇する場面も見られました。
しかし、米利下げ観測の高まりが円高圧力になるとの見方や、
新型肺炎が企業業績に与える影響への根強い懸念から
2万0,500円を超えた水準での戻り売りは重く、伸び悩む展開に。
後場には、「G7の会議後に公表される声明文に、
協調利下げや財政出動は盛り込まない」と伝わったことで
売りが優勢となり、下げに転じて終了しております。
日経平均株価が下げに転じたことで
新興市場でもリスクオフの売りが優勢となり
日経ジャスダック指数、東証マザーズ指数も反落。
『海外』
3日午前の上海株式相場で上海総合指数は続伸。
主要国の中央銀行による金融緩和期待から、
買いが先行する展開となりました。
中国国内で新型コロナウイルスの新規感染者数が
足元で減少していることも投資家心理の支えに。
『為替』
14時時点の東京外国為替市場で円相場は、1ドル=107円84~85銭近辺と円高に傾倒。
協調利下げへの期待が剥落したことで、円買いが優勢となりました。
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■明日の日本株見通し
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アナリストのKanonです。
やはり続伸とはいかず、
戻り売りに押される展開となってしまいました。
G7の財務省・中銀総裁が緊急の電話会議を
開く見通しになっていることに関連して
「共同声明には協調利下げや財政出動など
具体的な政策対応は盛り込まない」と伝わり、
協調緩和への期待感が剥落したことが
本日相場が下げに転じた主要因です。
とはいえ、各国の中央銀行が
何も手を打たないわけではないですし、
今後も金融緩和への期待感が
一定の支えとなるでしょう。
また、日本や中国の新型肺炎新規感染者数が
足元では減少傾向にあることも好材料。
新型肺炎への懸念感は徐々に収束すると見ています。
ただ、チャイナショックで相場が崩れて始まった
2016年には、英国の欧州連合(EU)離脱や
米大統領選でトランプが勝利したことから
秋頃まで軟調な相場展開が続いたことも忘れてはいけません。
奇しくも、今年は米大統領選を控え、
トランプ米大統領が再選といかなければ
株式相場の下落につながるリスクも孕んでいます。
上がった場面では無理に買いに入らずに
下げたところを打診で少しずつ拾うか、
ロスカットを浅くして入れていくべきでしょう。
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■主要指数
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『海外』
・NYダウ:26,703.32 (+1,293.96)
・ナスダック:8,952.165 (+384.797)
・S&P500:3,090.23 (+136.01)
・為替 ドル円:107.86-107.87(-0.58)
『国内』
・日経平均株価:21,082.73(-261.35円)
・TOPIX:1,505.12(-20.75)
・日経ジャスダック平均株価:3,390.90(-6.06)
・東証マザーズ指数:724.61(-16.50)
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■明日の予定
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『海外』
米2月ADP全米雇用リポート(22:15)
米2月ISM非製造業指数(3/5 0:00)
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