東京市場大引け『市況』by日本投資機構株式会社 評判
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■8月1日 本日の見出し
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売り先行も為替の円安進行を支えとして底堅い展開に。
自動車株や金融株の上昇が目立つ。
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■本日の相場概況
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『国内』
1日の東京株式市場で日経平均株価は
前日比19円46銭高の2万1,540円99銭と小幅反発。
寄りつきでは前日の米国株市場で
主要3指数が下落したことを嫌気し売りが先行しました。
パウエルFRB議長がFOMC後の記者会見で
「長い利下げ局面の始まりではない」と指摘し、
期待が剥落、売りにつながる展開となっています。
一方で、行き過ぎていた利下げ期待が修正され、
ドル円相場が円安方向に動いたことは日本株の支えに。
円高進行懸念から売られていた自動車株の上昇も目立っています。
また、米長期金利が時間外取引で上昇し、
運用環境が改善するとの期待から銀行など金融株にも買いが入りました。
為替の円安進行と歩調を合わせて日経平均株価は下げ幅を縮小し、
前日比でプラスに転換し、終了しています。
決算を発表した銘柄を中心に売り買いが交錯し、
日経ジャスダック平均株価は小幅反落、
東証マザーズ指数は小幅続伸で終了しています。
『海外』
1日午前の中国・上海株式相場で上海総合指数は続落。
7月末に開催された米中の閣僚級貿易協議に大きな進展がなく、
交渉が難航するとの懸念がくすぶっています。
『為替』
14時時点の東京外国為替市場で円相場は、1ドル=109円18~19銭近辺と円安に傾倒。
米連邦準備理事会(FRB)が7月31日まで開いた米連邦公開市場委員会(FOMC)を受け、
米国の継続的な利下げ観測が後退し、ドル買いが波及しています。
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■明日の日本株見通し
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アナリストのKanonです。
前日のFOMCでは追加の利下げに関して含みを持たせたものの、
経済見通しが従来より悪くなったという示唆は皆無でした。
今後は米中摩擦についての不透明感が強まるなかで、
追加の利下げの有無も含めて
経済指標などを見極めながら判断していく相場となりそうです。
目先は、今夜発表の7月サプライマネジメント協会(ISM)製造業景況感指数や、
週末発表される7月の米雇用統計に関心が集まります。
日本株については本日為替の円安進行を追い風に
底堅い値動きとなりましたので、
投資家心理も楽観に傾いていると分析。
指数が大きく上値を追うほどの好材料は見られませんが、
好決算を発表した銘柄などは
上昇トレンドを形成していく期待ができるでしょう。
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■主要指数
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『海外』
・NYダウ:26,864.27ドル (-333.75)
・ナスダック:8,175.419 (-98.195)
・S&P500:2,980.38 (-32.80)
・為替 ドル円:109.17-109.18(+0.62)
『国内』
・日経平均株価:21,540.99円(+19.46円)
・TOPIX:1,567.35(+2.21)
・日経ジャスダック平均株価:3,479.51 (-4.68円)
・東証マザーズ指数:905.27(+0.35)
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■明日の予定
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『国内』
7月マネタリーベース(8:50)
日銀金融政策決定会合議事要旨(6/19~6/20開催分)
『海外』
米7月雇用統計(21:30)
米6月貿易収支(21:30)
米6月製造業受注(23:00)
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