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■8月14日 本日の見出し
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昨夜のNYダウは今年一番の下げ幅を記録。
投資家心理が悪化し大きく下落する展開に。
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■本日の日本株概況
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おはようございます、アナリストのKanonです。
昨夜のNYダウは今年一番の下げ幅を記録。
今回は、8月頭に米中貿易摩擦の激化が懸念され
株価が急落してから一度戻りを試した後、
再度下げに転じている形です。
昨年12月、今年5月にも同じような下げ方をしましたが、
どちらの場面でも数日下落相場が続いたため
今回も同様の動きをする懸念がございます。
今お持ちの銘柄については寄り付きで下げ幅が少ないうちに
一旦手仕舞っておくのも手でしょう。
一方、長短金利差逆転(逆イールド)は
景気後退の予兆だとして投資家から嫌がられますが、
今までのデータを見ると逆イールドが起きてから
すぐに景気が後退するわけではありません。
バンクオブアメリカ・メリルリンチが
1956年以降で10回起きた長短金利の逆転後の
米株式相場の動きを調べたところ、
「逆転直後の株式相場は1~2カ月の間に平均5.2%下落しましたが、
その後の相場はむしろ大きく上げ、
平均6~7カ月で16.7%程度上げていた」とのことです。
現在もトランプ米大統領が逆イールドの発生に言及し、
FRBに利下げ圧力をかけていますが、
売り一巡後はこういった金融政策が株価を支える
金融相場がまた訪れるでしょう。
相場の下げ止まりを数日見計らって
銘柄を推奨していく予定です。
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■前日の海外概況
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『NYダウ工業30種平均』
15日のNY株式市場でダウ工業株30種平均は、
前日比800ドル49セント安の2万5,479ドル42セントと大幅反落。
14日発表の中国7月工業生産高の伸びが
17年5ヶ月ぶりの低水準となったほか、
ドイツの~6月期の実質国内総生産(GDP)速報値も
3四半期ぶりにマイナス成長となるなど
世界景気減速を意識させる経済指標の発表がきっかけとなりました。
これらの経済指標の悪化を受けて
リーマン・ショック前の2007年以来ほぼ12年ぶりに
米国債は10年物と2年物の利回り逆転が起き、投資家心理が悪化。
コンピューターによるアルゴリズム取引の売りが加速したほか、
8月で夏季休暇中の市場参加者が多く、薄商いになりやすいことで
値動きが大きくなった面もあるでしょう。
株式相場の予想変動率を示す変動性指数(VIX)は
3割近く上げ、22台で終了しています。
リスク回避の流れでハイテク株も軒並み下げ、
ナスダック総合株価指数も大幅反落。
『為替』
14日のNY外国為替市場で円相場は、1ドル=105円85~95銭と円高に傾倒。
2年物と10年物の米国債利回りが逆転し米株式市場が大幅下落したため、
リスク回避の際に買われやすい円に資金が向かっています。
『日経平均先物』
14日のシカゴ日経平均先物9月物は前日比600円安の2万0,120円と大幅反落。
米国株につれて売られたほか、円高の進行も重荷となりました。
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■主要指数
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『海外』
・NYダウ:25,479.42ドル (-800.49)
・ナスダック:7,773.939 (-242.420)
・S&P500:2,840.60 (-85.72)
・為替 ドル円:105.87-105.88(-0.57)
『国内』
・日経平均株価:20,655.13円(+199.69円)
・TOPIX:1,499.50(+12.93)
・日経ジャスダック平均株価:3,356.96 (-0.83円)
・東証マザーズ指数:868.80(+5.96)
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■本日のイベント
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『国内』
5年国債入札
『海外』
米8月ニューヨーク連銀景気指数(21:30)
米8月フィラデルフィア連銀景気指数(21:30)
米7月小売売上高(21:30)
米7月鉱工業生産指数(22:15)
米8月NAHB住宅市場指数(23:00)
休場:韓国、インド
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■本日の注目銘柄
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・【3649】ファインデックス
上期の経常利益が4.6倍増益、今期配当を0.5円増額修正。
相場全体が落ち着けば徐々に買いが入る期待も。
※こちらは直近材料が出た銘柄や市場で
注目されている銘柄で買い推奨ではございません。
ご質問等があればお気軽にご連絡ください。
【株式2.0】
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【日本投資機構株式会社】
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