東京市場大引け『市況』by日本投資機構株式会社　評判

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■12月12日　本日の見出し
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FOMCを無事通過したことで買いが先行も、
ドル円相場が円高方向に動いたことが重荷に。

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■本日の相場概況
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『国内』

12日の東京株式市場で日経平均株価は、
前日比32円95銭高の2万3,424円81銭と小幅反発。

FRBが11日まで開いたFOMCの結果を受け、
米国の低金利が続くとの観測が広がり、
買い安心感につながりました。

投資指標面で割高な銘柄が買われ
前日の米株式市場で主要な半導体株で構成される
フィラデルフィア半導体株指数（SOX）が最高値を更新。

日本株市場でも半導体関連銘柄の上昇が目立ちました。

一方で、FRBが利上げに動かないとの観測から
円の対ドル相場が上昇したことは重荷となり、
日経平均株価が下げに転じる場面も。

後場に入ってからは、
欧州中央銀行（ECB）理事会、英国総選挙、
明日のメジャーSQ算出など
見極めたい材料として、小動きとなりました。

中小型株にはイベントを前にした
リスクオフの売りが優勢となり、
日経ジャスダック平均、東証マザーズ指数は下落しています。

『海外』

12日午前の中国・上海株式相場で上海総合指数は小幅反発。

米政権による対中制裁関税第4弾の全面発動期限を15日に控え、
米中貿易摩擦の行方を見極めたいとして
利益を確定する売りが優勢となりました。

『為替』

14時時点の東京外国為替市場で円相場は、1ドル=108円56～57銭と円高に傾倒。

米FOMCの結果を受け、米国で低金利局面が長期かするとの観測が広がり、
円には買いが優勢となりました。

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■明日の日本株見通し
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アナリストのKanonです。

本日は為替の円高傾倒が日本株にとって重しとなりました。

日本は追加の金融緩和余地に乏しいため、
海外諸国が緩和政策を続けていく限り
円高になっていく可能性が高いです。

勿論、為替の動きに耐えられるように
収益構造を工夫している企業であれば
大きな影響は受けにくいのですが、
多少円高方向に動くことを念頭に置いての
ポートフォリオの形成は必要かと思います。

明日も対中関税第4弾の発動期限を前に
様子見ムードの強い展開が続きそうです。

直近IPO銘柄をお遊びで買うくらいしかやることがない、
少しつまらない相場が続いていますが、
来週以降は方向感が出てくると見ていますので、
頑張っていきましょう。

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■主要指数
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『海外』

・NYダウ：27,911.30　（+29.58）

・ナスダック：8,654.051　（+37.867）

・S&P500：3,141.63　（+9.11）

・為替　ドル円：108.59-108.60（-0.19）

『国内』

・日経平均株価：23,424.81（+32.95円）

・TOPIX：1,712.83（-2.12）

・日経ジャスダック平均株価：3,735.15（-3.07）

・東証マザーズ指数：893.11（-4.83）

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■明日の予定
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『国内』

12月日銀短観（8:50）
メジャーSQ

『海外』

米11月小売売上高（22:30）

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