東京市場寄付き『市況』by日本投資機構株式会社 評判
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■9月24日 本日の見出し
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欧州経済指標の悪化が投資家心理を圧迫し利益確定売りが先行。
米中貿易協議への期待剥落、不透明感も重しに。
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■本日の日本株概況
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おはようございます、アナリストのkanonです。
前週末にワシントンで行われていた
次官級の米中通商協議について
「中国代表団が米国の農場視察を取りやめた」との報道が伝わり
米国株の下落要因となりましたが、
「取りやめたのは米国の要請によるもので
単に日程の問題だった」と改めて伝わっております。
ただ、トランプ米大統領も自ら、
中国とは「大統領選前に合意する必要性はない」と発言しており、
貿易問題が長期化する可能性が高いため
徐々に来月の閣僚級協議への期待が剥落し
先行き不透明感が相場の重しとなる懸念も。
為替の円安進行が一服したことや、
前日発表の欧州経済指標の悪化なども投資家心理を弱気に傾けており
前週までに上げ幅を拡大した日経平均株価は
利益確定売りが出やすい状態となるでしょう。
今週については直近材料が出た銘柄などを中心に仕込み、
早めに売り抜ける方向で動いていければと思います。
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■前日の海外概況
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『NYダウ工業30種平均』
23日のNY株式市場でダウ工業株30種平均は、
前週末比15ドル26セント高の2万6,950ドル33セントと反発。
23日発表のユーロ圏の9月のPMIが大きく落ち込んだのを受けて、
欧州株式相場が下落した流れを引き継ぎ、売りが先行する展開となりました。
ただ、9月の米製造業PMI速報値は51.0と、
好不況の境目とされる50近くに低下した8月(50.3)から回復するなど
米国内の経済指標は堅調であったことが好感され
買戻されてプラス圏で終了しています。
世界経済減速への懸念感から、ディフェンシブ株の上昇が目立ちました。
ナスダック総合株価指数は日中は高く推移する場面が目立ちましたが
引け間際に下げに転じて終了。
「営業妨害と取られるような様々な圧力をかけていた疑いがある」と報じられた
フェイスブックの下げが目立っています。
『為替』
23日のNY外国為替市場で円相場は、1ドル=107円50~50銭と円高に傾倒。
欧州景気や英国の欧州連合(EU)離脱の先行きに対する懸念が広がり、
リスク回避の際に買われやすい円は買いが先行しています。
『日経平均先物』
23日のシカゴ日経平均先物12月物は前週末比10円安の2万1,785円と続落。
欧州の9月製造業景気指数が低迷し、
世界景気の先行き警戒感が広がっています。
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■主要指数
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『海外』
・NYダウ:26,949.99ドル (+14.92)
・ナスダック:8,112.462 (-5.212)
・S&P500:2,991.78 (-0.29)
・為替 ドル円:107.61-107.62(-0.31)
『国内』
・日経平均株価:22,079.09円(+34.64円)
・TOPIX:1,616.23(+0.57)
・日経ジャスダック平均株価:3,369.97(+4.39円)
・東証マザーズ指数:863.98(+15.69)
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■本日のイベント
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『海外』
独9月Ifo景況感指数(17:00)
米7月FHFA住宅価格指数(22:00)
米7月S&Pコアロジック・ケース・シラー住宅価格指数(22:00)
米9月消費者信頼感指数(23:00)
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■本日決算発表
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スギHD、ピックルス、あさひ
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■本日の注目銘柄
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・【2405】フジコー
好業績と割安感を好感した見直し買いに期待。
※こちらは直近材料が出た銘柄や市場で
注目されている銘柄で買い推奨ではございません。
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