東京市場大引け『市況』by日本投資機構株式会社 評判
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■5月28日 本日の見出し
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欧州株の上昇や為替相場の落ち着きを支えに小幅高。
貿易門債に関する先行き警戒感から上値は限定的。
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■本日の相場概況
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『国内』
28日の東京株式市場で日経平均株価は
前日比77円56銭高の2万1,1260円14銭と続伸。
前日の米国株市場は休場となりましたが
自動車株が主導する形で欧州株が上昇したことが
投資家心理を強気に傾け、買いが先行しました。
外国為替市場で円相場が1ドル=109円60銭台まで下落したことも
直近売られていた輸出関連銘柄にとっての買い材料に。
中国・上海株式相場が上昇するなど
アジア各国・地域の株価指数が
堅調に推移したことも支えとなっています。
ただ、トランプ米大統領は
貿易交渉に関し「8月に発表がある」と語ったものの、
日本側は合意を否定するなど具体的な進展がみられなかったため
貿易問題についての先行き警戒感は緩めきれず、
上値では戻り待ちの売りに押される展開となりました。
日経平均株価が上昇したことで
個人投資家が材料株などを物色する動きも見られ
ジャスダック平均株価、東証マザーズ指数も続伸しています。
『海外』
28日午前の中国・上海株式相場は続伸。
米MSCIによる中国株の組み入れ比率拡大を控えて、
香港経由での海外資金の流入観測が相場を支えとなっています。
『為替』
14時時点の東京外国為替市場では、
1ドル=109円55銭近辺とほぼ横ばいで推移しています。
イタリアの債務問題を巡り、
欧州連合(EU)に対してイタリアが35億ユーロの課徴金を
支払う可能性があるとの報道が伝わったことで
イタリアの財務悪化が改めて意識され一時は円買いが優勢に。
しかし、日経平均株価が堅調な推移を見せたことで
投資家心理が改善したことが、円の重荷となっています。
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■明日の日本株見通し
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今週末にかけては
米1-3月期GDP改定値、中国5月製造業PMIなどの
米中主要経済指標の発表を控えます。
指標の内容を見極めたいとの思惑から
積極的に持ち高を傾けにくい面もあるでしょう。
また、6月のG20で貿易問題に
進展が見られる可能性もあるため
大きく売り込みにくいことも事実。
当面の日経平均株価は2万1,000~1,400円の
レンジ相場が継続するとして明日の相場を見ていきます。
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■主要指数
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『海外』
・NYダウ:25,585.69ドル (+95.22)
・ナスダック:7,637.009 (+8.725)
・S&P500:2,826.06 (+3.82)
・為替 ドル円:109.46-109.47(-0.11)
『国内』
・日経平均株価:21,260.14円 (+77.56円)
・TOPIX:1,550.99(+3.99)
・日経ジャスダック平均株価:3,377.31円 (+4.11円)
・東証マザーズ指数:921.43 (+25.84)
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■明日の予定
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『国内』
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■株式2.0参加者様へワンポイント!
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アナリストのKanonです。
現時点では日経平均株価で
2万1,000~4,000円のレンジ相場形成が
継続すると見ています。
主に米中摩擦に関する内容になってくるかとは見ていますが、
ここにインパクトを与えるようなニュースがもしあれば
弊社の方からお知らせいたしますので、
今は落ち着いて銘柄を売買し、
利益を狙っていただければと思います。