東京市場大引け『市況』by日本投資機構株式会社 評判
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■7月9日 本日の見出し
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為替の円安傾倒は好感も、上値は重い展開に。
アップル関連銘柄をはじめとした半導体関連に売り。
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■本日の相場概況
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『国内』
9日の東京株式市場で日経平均株価は
前日比30円80銭安の2万1,565円15銭と反発。
米連邦準備理事会(FRB)の大幅な利下げ観測が後退し、
外国為替市場で円安が進んだことで買いが先行。
一方で前日にアナリストが米アップルの投資判断を引き下げたことで
アップル関連とされる電子部品株に売りが波及しました。
また、10日にもETF(上場投資信託)の決算日が集中することから
ETF分配金支払いのための換金売りが出るとの懸念も重荷に。
6月の米雇用統計が市場予想を上回り過度な利下げ期待が後退する中で、
10日のパウエル米連邦理事会(FRB)議長の発言に関心が強まっています。
相場全体が方向感に乏しくなる中で個人投資家は様子見ムードを強め、
ジャスダック平均株価、東証マザーズ指数も続落で終了。
『海外』
9日午前の中国・上海株式相場で上海総合指数は続落。
上海市場では新興ハイテク企業向け新市場「科創板」が22日に取引を始める予定で、
新規株式公開(IPO)による投資資金吸収への警戒が相場の重荷となっています。
『為替』
14時時点の東京外国為替市場で円相場は、1ドル=108円72~73銭近辺と円安に傾倒。
米国の雇用情勢が堅調との見方から過度な米利下げ観測が後退し、
日米金利差拡大を見込んだ円売りが続いています。
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■明日の日本株見通し
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パウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長は、
10日に下院金融委員会で、翌11日には
上院銀行委員会で半年に一度の議会証言を行います。
同じく10日には6月18-19日開催分の
連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨の公表を予定するほか、
欧州中央銀行(ECB)も11日に
議事要旨(6月5日-6日分)を公表する予定です。
世界的に中央銀行の緩和政策への依存度の高い
金融相場の様相が強まる中で
これらのイベントへの注目が集まっています。
ベント通過までは持ち高を積極的には傾けにくく
明日は膠着感の強い展開が想定されるでしょう。
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■主要指数
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『海外』
・NYダウ:26,806.14ドル (-115.98)
・ナスダック:8,098.382 (-63.409)
・S&P500:2,975.95 (-14.46)
・為替 ドル円:108.79-108.80(+0.45)
『国内』
・日経平均株価:21,565.15円 (+30.80円)
・TOPIX:1,574.89(-3.51)
・日経ジャスダック平均株価:3,450.84円 (-3.76円)
・東証マザーズ指数:911.77(-4.27)
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■明日の予定
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『国内』
6月企業物価指数(8:50)
『海外』
中国6月消費者物価指数(10:30)
中国6月生産者物価指数(10:30)
パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長が米下院で議会証言
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■株式2.0参加者様へワンポイント!
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アナリストの江口です。
米国株には上昇一服感が出ており、
利下げ期待だけでは
上昇基調の継続は難しいとの見方も。
日本株は割安感から下値余地は限定的と見ていますが、
冴えない相場が続く可能性もあります。
個別分析が更に重要になってくると見ているので、
決算分析を分析者一同で進めて参ります。
また、次の銘柄推奨は相場に方向感が出てくると見ている
木曜日を予定しておりますので何卒よろしくお願いします。
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