東京市場大引け『市況』by日本投資機構株式会社 評判
┏━━━━━━━━━━━━━━━━
■8月21日 本日の見出し
┗━━━━━━━━━━━━━━━━
イタリアの政局不安から売りが先行するも、
中国株の底堅さなどを好感し下げ幅縮小。
┏━━━━━━━━━━━━━━━━
■本日の相場概況
┗━━━━━━━━━━━━━━━━
『国内』
21日の東京株式市場で日経平均株価は
前日比58円65銭安の2万0,618円57銭と小幅反落。
米中貿易摩擦への懸念やイタリアの政局不安で
前日の米国株主要3指数が下落した流れを引き継ぎ
売りが先行する展開となりました。
ただ、円相場の伸び悩みや
中国・上海総合指数の底堅い推移などが支えとなり、
下げ幅を縮小して終了しています。
ジャクソンホール会議を前に売買が低調となり
東証1部の売買代金は概算で1兆5,863億円と
3日連続で1兆5,000億円台にとどまりましたが、
3日連続で1兆6,000億円を下回るのは2014年8月以来5年ぶりです。
世界経済の先行き不透明感から景気敏感株に手掛けにくさがあるなかで
日経ジャスダック平均株価は反落、
一方でゲーム関連なで景気に左右されにくい銘柄に買いが集まっており
東証マザーズ指数は続伸しています。
『海外』
21日午前の中国・上海株式相場で上海総合指数は小幅反発。
前日に預貸利ざやの縮小懸念などから売られていた銀行株に、
値ごろ感に注目した買いが入ったほか、
政策の恩恵を期待できる銘柄も物色されています。
『為替』
14時時点の東京外国為替市場で円相場は、1ドル=106円46~47銭と小動き。
イタリアの政治混乱を懸念し円買いが先行しましたが。
買い一巡後は日本時間の時間外取引で米金利が上昇したことなどを受け、
円売り・ドル買いが優勢となりました。
┏━━━━━━━━━━━━━━━━
■明日の日本株見通し
┗━━━━━━━━━━━━━━━━
アナリストのKanonです。
ここのところ市場では「バリュー株」の
パフォーマンスの低調さがよく話題に上がっています。
例えば、PBR(株価純資産倍率)は、
「株価÷1株あたりの株主資本」という計算式で求められ、
1倍を下回るとその企業の「解散総価値」よりも
株価が安い状態となるため
PBR1倍割れの銘柄は一般的に「割安」と判断されます。
しかし、東証株価指数(TOPIX)の銀行業のPBRは
現在0.4倍で過去最低水準となるなど、
PBR1倍割れの企業が珍しくなくなっています。
世界経済に先行き不透明感が強いため
どんなに割安でも上昇に期待ができないとして
見切り売りが出ている状態でしょう。
米中貿易摩擦や英国の欧州連合離脱など
世界景気に懸念要素が多い間は
こういった「割安でも買われない」状態が続きそうです。
今週末のジャクソンホール会議を通過した後は
各国の金融政策への期待などが支えとなり
売買も徐々に増えてくると見てはいますが、
「割安株」よりも「成長期待で買われている銘柄」に
資金を寄せていった方が利益を取りやすいでしょう。
┏━━━━━━━━━━━━━━━━
■主要指数
┗━━━━━━━━━━━━━━━━
『海外』
・NYダウ:25,962.44ドル (-173.35)
・ナスダック:7,948.560 (-54.252)
・S&P500:2,900.51 (-23.14)
・為替 ドル円:106.48-106.49(+0.02)
『国内』
・日経平均株価:20,618.57円(-58.65円)
・TOPIX:1,497.51(-9.26)
・日経ジャスダック平均株価:3,343.13 (-11.10円)
・東証マザーズ指数:882.46(+0.83)
┏━━━━━━━━━━━━━━━━
■明日の予定
┗━━━━━━━━━━━━━━━━
『国内』
6月全産業活動指数(13:30)
『海外』
米7月景気先行指数(23:00)
米カンザスシティー連銀主催のジャクソンホール会合(~8/24)
~~~~~~~~~~~~~
LINEにて相談受付中!
~~~~~~~~~~~~~
友だち追加URL:http://nav.cx/igoc3u1
【株式2.0】
【日本投資機構株式会社】
【信憑性のないクチコミサイトにご注意】
日本投資機構株式会社 志村暢彦監修作品