東京市場寄付き『市況』by日本投資機構株式会社 評判
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■7月30日 本日の見出し
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NYダウの上昇や円安進行を支えとした底堅さに期待。
重要イベントを前に個別銘柄の物色に留まるか。
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■本日の日本株概況
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おはようございます、アナリストのKanonです。
本日は日銀による金融政策決定会合の結果公表予定しますが、
市場ではフォワードガイダンス(先行きの指針)の期間を延長し、
緩和色を強めるとの見方があります。
市場予想通りの結果となれば
株価にとっても下支えとして機能しそうです。
また、本日の相場を見ていく上で
着目したいのは円安が進行していること。
これは、英国の欧州連合(EU)離脱に関して
10月末の合意なき離脱への警戒感が広がり、
対ポンドでドル買いが優勢となった流れが
対円でのドル買いにも波及したことが主要因です。
為替の円安傾倒は足元では日本株の支えとなりますが、
英国の欧州連合(EU)離脱の先行きについては
少し警戒を強めていきましょう。
個別の国内決算を見ていくと
ファナックが業績の下方修正を発表するなど
製造業の決算が芳しくないとも伝わっています。
製造業の業績底入れ観測が遠のき、
指数の重荷となる展開も想定されます。
本日は米中通商協議や米FOMCを前に様子見ムードが強まる中でも
NYダウの上昇や円安の進行を支えに一定の底堅さに期待ができますが、
好決算を発表した個別銘柄などの物色が中心となりそうです。
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■前日の海外概況
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『NYダウ工業30種平均』
29日のNY株式市場でダウ工業株30種平均は、
前週末比28ドル90セント高の2万7,221ドル35セントと続伸。
米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表を31日に控え、
様子見ムードが強まっています。
指数は上昇したものの投資家が慎重姿勢を強めていることから、
景気の影響を受けてにくいディフェンシブ関連の上昇が目立つ展開に。
景気敏感株については
今週再開する閣僚級の貿易協議の行方を見極めたいとして
積極的には買いにくい面もあるでしょう。
前週末に最高値をつけていたこともあり、
利益確定売りが優勢となりナスダック総合株価指数は反落しています。
『為替』
29日のNY外国為替市場で円相場は、1ドル=108円75~85銭とと円安に傾倒。
欧州連合(EU)離脱を巡る不透明感から英ポンドが対ドルで大幅安となり、
対円でのドル買いに波及しています。
『日経平均先物』
29日のシカゴ日経平均先物9月物は前週末比30円安の2万1,620円と小幅反落。
29日の大阪取引所の終値は50円上回りましたが、
FOMCを前に持ち高調整の動きが中心となっています。
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■主要指数
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『海外』
・NYダウ:27,221.35ドル (+28.90)
・ナスダック:8,293.329 (-36.882)
・S&P500:3,020.97 (-4.89)
・為替 ドル円:108.86-108.870(+0.22)
『国内』
・日経平均株価:21,616.80円 (-41.35円)
・TOPIX:1,568.57(-2.95)
・日経ジャスダック平均株価:3,477.17 (+6.08円)
・東証マザーズ指数:899.15(+3.07)
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■本日のイベント
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『国内』
黒田日銀総裁会見
日銀が経済・物価情勢の展望を公表
6月完全失業率(8:30)
6月有効求人倍率(8:30)
6月鉱工業生産指数(8:50)
『海外』
FOMC(~7/31)
米中閣僚級貿易協議(~7/31 上海)
米6月個人消費支出・個人取得(21:30)
米5月S&Pコアロジック・ケース・シラ-住宅価格指数(22:00)
米6月NAR仮契約住宅販売指数(23:00)
米7月消費者信頼感指数(23:00)
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■本日決算発表
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大東建、ヒューリック、セガサミーHD、川重、邦ガス、
メイテック、インフォコム、アステラス薬、JPX、
住友林、三菱ケミHD、積水化、三菱電、HOYA、
小田急、ヤクルト、味の素、日軽金HD、東海理化、
山九、M&A、SMS、カルビー、NSSOL、ニチレイ、
野村不HD、コニカミノルタ、ファンケル、ノエビアHD、
AGC、ガイシ、M&Aキャピ、エプソン、アンリツ、
ソニー、アルプスアル、日野自、パラベッド、日ガス、
コメリ、オリコ、JR東日本、JR西日本、JR東海、
ANA、王将フード、ワコールHD、OLC、マンダム、
トッパン・F、任天堂、三井住友、信金中金、ZOZO、
NTN、三住トラスト、SBI、日鉄物産
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■本日の注目銘柄
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・【4284】ソルクシーズ
第2四半期累計の連結経常利益を50.0%上方修正。
※直近材料が出た銘柄など市場で注目されている銘柄で
推奨ではございません。
【株式2.0】
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