東京市場寄付き『市況』by日本投資機構株式会社
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■3月12日 本日の見出し
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1月の米小売売上高が市場予想を上回り懸念後退。
前日から引き続き押し目買いが入り堅調な展開に。
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■本日の日本株見通し
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1月の米小売売上高が市場予想を上回ったことで
米国消費の力強さを巡る懸念が後退。
想定以上に悪い状況になっておらず、
市場は世界経済への懸念感を織り込みつつあることから
またしばらくは堅調な相場が訪れそうです。
また、前日のパウエル米FRB議長の発言が好感されるほか
中国や欧州でも中央銀行による景気の下支え姿勢が
明確になっていることから政策への期待も支えに。
為替の安定した推移も好感され
押し目買いや買い戻しが入りやすいとして
本日の相場を見ていきます。
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■前日の海外概況
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『NYダウ工業30種平均』
11日の米株式市場でダウ工業株30種平均は
前週末比200ドル64セント高の2万5,650ドル88セントと反発。
FRBのパウエル議長が10日夜に出演した米テレビ番組で、
政策金利は景気をふかしも冷やしもしない
「ほぼ中立水準にある」とし、利上げを「急ぐ必要はない」と発言。
FRBが当面は世界景気の動向を見守る姿勢が改めて鮮明になり、
前週に週間ベースで今年最大の下げ幅を記録していた反動もあり
幅広い銘柄に押し目買いが入りました。
朝方発表された1月の米小売売上高は
前月比0.2%増と市場予想を上回る結果に。
昨年12月の減少は政府機関の閉鎖や
季節要因が影響した可能性が高いとの見方から
消費の力強さを巡る懸念が和らいでいます。
半導体メーカーのエヌビディアが同業買収で合意したことから
ハイテク株を中心に買いが入り、ナスダック総合株価指数も反発。
『為替』
11日のニューヨーク外国為替市場で円相場は
1ドル=111円15銭~25銭と横ばいで終了。
米株式相場が反発したことで円は売られましたが、
英ポンドに対してドルが大幅に下落し、
円の対ドル相場を下支えしたため円相場の方向感は乏しくなりました。
11日のシカゴ日経平均先物6月物は、前週末比235円高の2万1,140円と反発。
堅調な米景気指標を手掛かりに景気減速への過度な警戒感が和らぎ、
米株とともに買いが入っています。
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■主要指数
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『海外』
・NYダウ:25,650.88ドル (+200.64)
・ナスダック:7,558.064 (+149.922)
・S&P500:2,783.30 (+40.23)
・為替 ドル円:111.31-111.32円 (+0.04)
『国内』
・日経平均株価:21,125.09円 (+99.53円)
・TOPIX:1,581.44(+9.00)
・日経ジャスダック平均株価:3,402.54円 (+0.46円)
・東証マザーズ指数:910.98 (+10.87)
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■本日のイベント
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『海外』
1-3月期法人企業景気予測調査(8:50)
5年国債入札
『国内』
月消費者物価指数(21:30)
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■本日の国内決算発表
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テンポスHD、ファーマフーズ、
コーセーアールイ、菊池製作、ネオジャパン、
ラクスル、オハラ、ベストワン、
Casa、トーホー、シルバーライフ
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■株式2.0参加者様へワンポイント!
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おはようございます、アナリストの石塚です。
米1月小売売上高が
懸念していたような結果にならなかったことで、
ひとまず買いが入りやすい相場となりそうです。
世界景気への懸念も相場は織り込みつつあり、
為替も安定推移を続けています。
個別銘柄の物色も活発になると見ているため
今日も9時半~10時頃に銘柄を配信予定です。
値動きが悪いものは一旦手仕舞って
最新分析銘柄に載せ替えていただくことも
視野にご検討ください。
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