東京市場寄付き『市況』by日本投資機構株式会社
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■3月6日 本日の見出し
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米中の合意内容を見極めたいとして利確売り優勢。
米経済指標は堅調で、押し目買いも入りやすい。
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■本日の日本株見通し
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市場は米中通商協議への期待を織り込み
実際の合意内容を見極めたいとして
様子見ムードが強まっています。
昨夜の日経平均先物は
前日終値と同じ水準で終了しており、
本日の日経平均株価は
中国株式市場や為替の動向を睨みながら
揉み合い基調となりそうです。
新たな買い材料が不足していることから
利益確定売りが優勢となる可能性も。
ただ、前日の米株式市場で2月の非製造業総合景況指数が
市場予想を上回る伸びを見せたことで
景気減速への懸念は緩んでいるため
押し目を拾う動きには期待ができるとして
本日の相場を見ていきます。
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■前日の海外概況
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『NYダウ工業30種平均』
5日の米株式市場でダウ工業株30種平均は
前日比13ドル02セント安の2万5,806ドル63セントと続落。
米供給管理協会(ISM)が発表した
2月の非製造業総合景況指数は前月から上昇し、
市場予想を上回る伸びとなりました。
非製造業に対する消費者の需要について
企業が引き続き楽観していることが示され、
政府機関閉鎖の影響が弱まりつつあることも明るみに。
利上げに慎重な米連邦準備理事会(FRB)の姿勢なども支えとなり
米景気は堅調が維持されるとして相場の支えとなりました。
米中貿易摩擦に関しましては、
ポンペオ国務長官が「トランプ大統領は中国との通商協議で
「完璧なディール」を確保できない限り、
合意に背を向ける構えだ」などと発言しており、
「状況は良好にみえる」とも述べています。
今月下旬に予定される
米中首脳会談の合意内容を確認したいとして
買いが手控えられています。
利益確定売りが優勢となったことで
ナスダック総合株価指数も小幅に続落となりました。
『為替』
4日のニューヨーク外国為替市場で円相場は
1ドル=111円85銭~95銭と円安に傾倒。
良好な米経済指標を受け、午前に一時112円13銭と
昨年12月下旬以来ほぼ2カ月半ぶりの円安水準をつけました。
5日のシカゴ日経平均先物3月物は、前日と変わらずのの2万1,685円で終了。
米中貿易協議の行方を見極めたい市場参加者が多く、
米株と円相場を睨んで動意薄の展開となりました。
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■主要指数
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『海外』
・NYダウ:25,806.63ドル (-13.02)
・ナスダック:7,576.361 (-1.206)
・S&P500:2,789.65 (-3.16)
・為替 ドル円:111.88-111.89円 (±0.00)
『国内』
・日経平均株価:21,726.28円 (-95.76円)
・TOPIX:1,619.23(-8.36)
・日経ジャスダック平均株価:3,487.76円 (-10.25円)
・東証マザーズ指数:943.96 (+5.80)
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■本日のイベント
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『海外』
米2月ADP雇用統計(22:15)
米12月貿易収支(22:30)
ベージュブック
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■本日の国内決算発表
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■株式2.0参加者様へワンポイント!
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おはようございます、アナリストの石塚です。
本日は方向感の欠ける展開となりそうですが、
全体相場に買い材料が不足する中で
個別銘柄が物色される期待もできます。
保有銘柄が寄り付きから上昇基調となるようであれば
買い増しも視野にご検討いただければと思います。
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