東京市場寄付き『市況』by日本投資機構株式会社
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■3月11日 本日の見出し
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世界経済の減速懸念で売りが先行も
過度の悲観は強まらず自律反発狙いの買いが支えに。
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■本日の日本株見通し
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先物の動きを見る限りでは
本日も売りが先行し2万1,000円付近で
寄り付く展開が想定されます。
ただ、為替が1ドル=111円台で
推移していることが支えとなるほか、
悲観は前週末にかなり織り込んだと分析。
売り先行後は、押し目買いや
自律反発の狙いが支えとなると見ています。
米国株に上昇一服感が出ていることや
各国の経済指標に悪化が目立つこと、
日経平均株価のテクニカル面を見ても
前週末金曜日の高値付近が壁となることを考えると、
今週は横ばい、又はやや下向きの相場となる可能性も。
一方で、パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長は
8日夜に「自らを含む金融政策当局者は
金利の調整を急いでいない」と明確に述べており、
FRBバランスシートに関する計画の一段の詳細を
「かなり早い時期」に公表する意向だとも明言。
3月19日から開かれる次回米連邦公開市場委員会(FOMC)への
期待などを支えとしながら
12日(火)の米2月消費者物価指数、
13日(水)の国内1月機械受注
14日(木)の中国2月鉱工業生産などの内容を確認しつつ
売買が交錯する展開が想定されるとして
今週の相場を見ていきます。
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■前日の海外概況
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『NYダウ工業30種平均』
8日の米株式市場でダウ工業株30種平均は
前日比22ドル99セント安の2万5,450ドル24セントと続落。
2月の雇用統計では非農業部門の雇用者数が
前月比2万人増と前月(31万1000人増)から急減速し、
市場予想(約18万人増)も大きく下回りました。
中国では1~2月の貿易統計で輸入と輸出がともに前年割れ、
前日には欧州中央銀行(ECB)が
経済見通しを大幅に下方修正するなど
世界経済減速への警戒感が広がっています。
しかし、雇用統計全体を見ると
失業率は低下し、平均時給の伸びは拡大しており、
米景気が急減速するとまで悲観は強まらず
大きく下落した銘柄には
自律反発を見込んだ買いが入りました。
主要ハイテク株にも引き続きの売りが広がり
ナスダック総合株価指数も続落しています。
『為替』
8日のニューヨーク外国為替市場で円相場は
1ドル=111円15銭~25銭と円高に傾倒。
世界的な株安を受けて
リスク回避の際に買われやすい円に買いが優勢となりました。
8日のシカゴ日経平均先物3月物は、前日比185円安の2万0,905円と続落。
2月の米雇用統計を手掛かりに世界景気の減速懸念が広がり、
米株とともに売りが優勢となりました。
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■主要指数
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『海外』
・NYダウ:25,450.24ドル (-22.99)
・ナスダック:7,408.142 (-13.322)
・S&P500:2,743.07 (-5.86)
・為替 ドル円:111.12-111.13円 (+0.14)
『国内』
・日経平均株価:21,025.56円 (-430.45円)
・TOPIX:1,572.44(-29.22)
・日経ジャスダック平均株価:3,402.08円 (-49.43円)
・東証マザーズ指数:900.11 (-28.65)
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■本日のイベント
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『海外』
2月マネーストック(8:50)
2月工作機械受注(15:00)
『国内』
米1月小売売上高(21:30)
米12月企業在庫・売上高(23:00)
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■本日の国内決算発表
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学情、サトウ食品、Bガレージ、
グッドコムA、ポールHD、ライクキッズN、
コーセル、萩原工業、菱洋エレク
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■株式2.0参加者様へワンポイント!
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おはようございます、アナリストの石塚です。
今週はやや軟調な相場展開が続く可能性もあるため
買いに入るときは短期目線か、
買い増しのためのポジションを残すことも視野に
ご検討いただければと思います。
弊社では短期的な反発局面で利益を取るため
場中に1~3日程度の短期目線での銘柄情報の配信や
空売り銘柄の推奨なども予定しております。
ご投資スタイルに合わせて是非ご活用ください。
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