東京市場大引け『市況』by日本投資機構株式会社
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■2月18日 本日の見出し
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前週末の米株式相場上昇を好感し、大幅高に。
アジア株も軒並み高となり楽観ムード強まる。
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■本日の相場概況
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『国内』
19日の東京株式市場で日経平均株価は
前日比381円22銭高の2万1,281円85銭と反発。
米中貿易協議の進展期待を背景に
前週末の米国株が大幅高となった流れを引き継ぎ、
幅広い銘柄に買いが先行する展開となりました。
米中両国は今週もワシントンで
貿易協議を継続する見通しとしており、
両国が合意に向けて意欲的に交渉をしているとの
見方が強まっています。
中国、香港などのアジア株が軒並み高となったことも
投資家心理をリスクオンに傾ける要因に。
内閣府が発表した2018年12月の機械受注統計は
民間設備投資の先行指標である
「船舶・電力を除く民需」の受注額が前月比0.1%減と
市場予想(1.1%減)ほど悪化しなかったことも
安心感を与える結果となっております。
昼頃には、米商務省が
通商拡大法232条に基づく自動車関税に関する報告書を
トランプ大統領に提出したことが明らかになりましたが、
現段階では内容も非公開で手掛けづらいとして反応は限定的。
新興企業市場でも投資心理が改善した個人などから
個別銘柄への見直し買いなどが入ったことで
日経ジャスダック平均株価、東証マザーズ指数も反発しております。
『海外』
15日午前の中国・上海株式相場で上海総合指数は続落。
午前に発表された物価指標の低調さが内需の減速へを警戒させたほか
週末を控え目先の利益を確定する売りも重荷となっています。
『為替』
14時時点の東京外国為替市場では、1ドル=110円54銭~55銭近辺と円安に傾倒。
日経平均株価が一段高となったことで歩調を合わせた円売りが入っておりますが、
米市場が祝日で休場のため、全体的に商いは低調となりました。
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■明日の日本株見通し
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本日は米株式市場に連れ高する形で堅調な展開となりましたが、
FRBの「ハト派」化が鮮明となる中で、円高傾倒が懸念され
日本株が上値を追いにくい状況は続いております。
市場にはあまり影響を与えなかった
2018年12月の機械受注統計ですが、
今年1-3月期「船舶・電力を除く民需」の受注額は
前期比1.8%減となる見通しで
3四半期連続でマイナスを見込んでおります。
中国景気減速などを要因とした
外需の弱さが目立っていることから
20日発表の1月貿易収支への警戒も必要でしょう。
そういったことから週後半は
多少相場が調整する可能性も頭に入れるべきですが、
今夜は米株式市場が休場となるため新規の悪材料は出にくく
米中が貿易交渉で合意に至るとの期待が引き続き支えになるとして
明日の相場を見ていきます。
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■主要指数
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『海外』
・NYダウ:25,883.25ドル (+443.86)
・ナスダック:7,472.410 (+45.455)
・S&P500:2,775.60 (+29.87)
・為替 ドル円:110.54-110.55円 (+0.23)
『国内』
・日経平均株価:21,281.85円 (+381.22円)
・TOPIX:1,601.96(+24.67)
・日経ジャスダック平均株価:3,421.95円 (+24.65円)
・東証マザーズ指数:875.04 (+12.70)
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■明日のイベント
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『国内』
1月首都圏マンション発売(13:00)
20年国債入札
『海外』
独2月ZEW景況感指数(19:00)
米2月NAHB住宅市場指数(2/20 0:00)
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■株式2.0参加者様へワンポイント!
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アナリストの江口です。
本日は市場に楽観ムードが漂い、
推奨中銘柄も概ね大幅高となりました。
含み益になっている銘柄も多いかとは思いますので
週後半にかけてある程度相場が調整する可能性も想定し、
明日あたりに資金を動かしていく方向で推奨いたします。
本日17時には新しい銘柄も推奨予定ですので
楽しみにお待ちいただければと思います。
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