東京市場寄付き『市況』by日本投資機構株式会社
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■2月18日 本日の見出し
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米株式相場の大幅反発を好感し買いが先行する展開に。
買い一巡後は中国市場や為替の動向を横にらんでの取引か。
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■本日の日本株見通し
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米株式相場の大幅反発を好感して
買いが先行し、堅調な相場展開となりそうです。
ただ米中貿易摩擦の先行きについて
昨年から市場は一喜一憂を繰り返してきたことや
今夜は米国市場が休場となることから
高値圏では様子を見たいとして
方向感が出にくくなることも想定されます。
また、米国の弱い経済指標や
FRBが当面利上げを休止するとの見通しから
株高になっても円安が進行しにくいことが
日本株の重荷となりやすい状況。
買い一巡後は国内に材料が少ない中で
中国市場や為替の動向を
横にらみながらの取引になるとして
本日の相場を見ていきます。
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■前日の海外概況
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『NYダウ工業30種平均』
15日の米株式相場はNYダウ工業30種平均は
前日比443ドル86セント高の2万5,883ドル25セントと反発。
昨年11月9日以来ほぼ3ヶ月ぶりの高値で終えております。
北京で開催されていた米中貿易協議を
ワシントンに場所を移して継続する方針だと伝わり
協議が進展するとの期待から
中国関連銘柄など景気敏感株に買いが入り
相場をけん引する展開となりました。
トランプ米大統領は協議について「非常に良好に進んでいる」と述べ、
中国の習近平国家主席も
協議が進展していると発言したと伝わっています。
一方で、トランプ米大統領が
メキシコ国境の壁を建設する予算を確保するため
非常事態を宣言したことで
野党民主党の反発により
今後の政策運営が停滞するリスクが高まっております。
前日夕に発表した四半期決算を受けて
業績回復期待が高まったエヌビディアが上昇したほか、
バイオ銘柄にも買いが入り、
ナスダック総合株価指数も続伸しております。
『為替』
15日のNY外国為替市場でドル円相場は、
1ドル=110円40銭~50銭とに円安に傾倒。
米中貿易摩擦の進展期待から
投資家心理が楽観的になったことで円には売りがやや優勢となりました。
ただ、1月米鉱工業生産指数が市場予想に反して低下したことで
米景気の減速が懸念されたほか、
利上げ休止観測を後押しする要因となったため円の下値は限定的に。
15日のシカゴ日経平均先物3月物は、前日比220円高の2万1,210円と反発。
米中貿易協議の進展期待が広がり、米株とともに買われています。
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■主要指数
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『海外』
・NYダウ:25,883.25ドル (+443.86)
・ナスダック:7,472.410 (+45.455)
・S&P500:2,775.60 (+29.87)
・為替 ドル円:110.48-110.49円 (+0.17)
『国内』
・日経平均株価:20,900.63円 (-239.08円)
・TOPIX:1,577.29(-12.52)
・日経ジャスダック平均株価:3,397.30円 (-15.28円)
・東証マザーズ指数:862.34 (-10.72)
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■本日のイベント
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『国内』
12月機械受注(8:50)
『海外』
休場:米(ワシントン誕生記念日)
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■株式2.0参加者へワンポイント!
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おはようございます、アナリストの石塚です。
今週は週前半は堅調な展開が想定されますが、
米中貿易交渉に関するホワイトハウスの声明は
「まだ多くの作業が残っている」と
慎重な内容になっています。
市場に楽観ムードが漂っているだけに
悪材料が出れば下方向に傾く可能性もあるため
週後半にかけての動きには警戒すべきでしょう。
保有銘柄については今日明日で利益を確定し、
週中盤にかけて少しずつ仕込んでいくという形が
利益が取りやすいと見ております。
それでは、今週も頑張っていきましょう!
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