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4月9日(金)週中盤での押し目買い意欲を好感して買戻しが加速。

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■4月9日 本日の見出し
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週中盤での押し目買い意欲を好感して買戻しが加速。
長期金利の上昇一服を受けてグロース株にも買い。

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■本日の相場概況
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『国内』
 
本日の東京株式市場で日経平均株価
前日比59円08銭高の2万9,768円06銭と反発。

前日の米国株価指数の上昇を好感して
朝方から買いが先行する展開となりました。

一時3万円台に載せる場面も見られましたが、
同価格帯では戻り売りも重く、
伸び悩んで終了しています。

日経平均株価の反転により投資家心理が改善し、
日経ジャスダック平均株価、
東証マザーズ指数も反発して終了。

『海外』
 
9日午前の中国・上海株式市場で、上海総合指数は小幅に反落。

中国当局が金融や不動産バブルを抑える姿勢が投資家心理の重荷となり、
高PER(株価収益率)銘柄を中心に幅広い銘柄に売りが優勢となりました。

『為替』
 
9日14時時点の東京外国為替市場で
円相場は1ドル=109円36~37銭近辺と円高に傾倒。

円買いが先行したものの
日経平均株価が上昇したことでリスクオンの円売りも入り、
円相場の重荷となっています。

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■来週の日本株見通し
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Kanonです。

来週も決算発表待ちで膠着感の強い展開が続きやすいでしょう。

目先は2万0,500円から3万円の狭いレンジを
想定して売買を行っていくのが良さそうです。

また、ここのところ製造業の銘柄などの株価推移を見ると、
米中摩擦があった2019年並の水準までの回復をしている企業が多く、
その前の2017年、2018年の水準を前に伸び悩んでいる企業が目立ちます。

この頃は、世界景気も絶好調でしたから、
そういった好景気がやってくるのかどうか、
業績はその頃の水準に戻っていくのか、
決算発表を見極めていきたいという投資家心理が、
今週の伸び悩む市場に反映されたのだと思います。

私としましては、
日本国内ではワクチンの接種率などが伸び悩んでいますが、
先んじて接種が進んでいる米国の経済指標などを見る限りは、
先々の景気回復は強いものになると見られますので、
製造業などコロナ後の上昇に出遅れた銘柄が
2017年、2018年の水準まで戻る可能性の方が高いと考えます。

勿論、行ったり来たりはあるでしょうし、
好景気を織り込んだ後の材料出尽くし売りには警戒しなければいけませんが、
目先は、これから始まる企業業績の発表と
活況な相場に期待していって良いでしょう。

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■月曜日の予定
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『国内』

3月企業物価指数(8:50)
3月工作機械受注(15:00)

『海外』

米2月財政収支(4/13 3:00)
米10年国債入札

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■主要指数
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『海外』

・NYダウ:33,503.57(+57.31)

・ナスダック:13,829.310(+140.468)

・S&P500:4,097.17(+17.22)

・為替 ドル円:109.42-109.44(-0.08)

『国内』

日経平均株価:29,768.06(+59.08)

TOPIX:1,959.47(+7.61)

・日経ジャスダック平均株価:3,952.46(+9,14円)
 
東証マザーズ指数:1,244.39(*20.00)