10月1日(金)世界景気の先行き警戒感から軟調な展開に。
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■10月1日 本日の見出し
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世界景気の先行き警戒感から軟調な展開に。
為替が円高方向に動いたことも重荷。
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■本日の相場概況
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『国内』
本日の東京株式市場で日経平均株価は
前日比681円59銭安の2万8,771円07銭と続落。
中国恒大集団の債務問題は
ハードランディングが避けられるとの見方が広がったものの、
今度は米国の債務上限問題がクローズアップされており、
景気鈍化を懸念した売りが優勢となりました。
米長期金利の上昇が一服し、
為替が円高方向に動いたことも重荷となっています。
大引けにかけては日銀によるETF買いの思惑もあって
下げ渋る推移となって終了しています。
日経ジャスダック平均株価は続落も、
趙期金利の上昇を受けてグロース株に個別で買いが入り
東証マザーズ指数は反発しています。
『海外』
1日午前の中国・上海株式市場で、上海総合指数は反発。
中国国内の電力不足などを背景に
前日に大幅安となった反動で買いが優勢となりました。
『為替』
1日14時時点の東京外国為替市場で
円相場は1ドル=111円16~17銭近辺と円高に傾倒。
日経平均株価が午後に一段安となったことで、
株安と歩調を合わせたリスク回避の円買いが優勢となりました。
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■明日の日本株見通し
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国内での政策期待を追い風とした買いは一巡し、
中国の不動産会社の資金繰り問題や
電力不足による供給制約が経済の下押し材料として浮上。
米国では、債務上限問題を巡って与野党が対立し、
バイデン政権の掲げるインフラ投資法案の
成立が難航していることも不透明材料として意識されており、
株式市場は世界景気の停滞を織り込む動きとなっています。
国内でも人手不足が深刻となっており、
今後の経済活動への影響が懸念される状況。
供給抑制を要因とするコストプッシュインフレが
世界景気の重荷となっており、
株売り一巡後は落ち着きを待つような展開になりやすいでしょう。
勿論、2022年は政治イベントが多く、
現政権が対策を打っていくと見ていますから、
下値を慎重に拾っていきたい局面です。
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■月曜日の予定
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『国内』
9月マネタリーベース(8:50)
『海外』
ノーベル医学生理学賞発表
米8月製造業受注(23:00)
OPECプラス
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■主要指数
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『海外』
・NYダウ:33,843.92(-546.80)
・ナスダック:14,448.582(-63.859)
・S&P500:4,307.54(-51.92)
・為替:111.23-111.24(-0.64)
『国内』
・日経平均株価:28,771.07(-681.59)
・TOPIX:1,986.31(-43.85)
・日経ジャスダック平均株価:4,002.04(-27.88円)
・東証マザーズ指数:1,131.06(+3.44)