日本投資機構 公式ブログ

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8月20日(金)景気の停滞を懸念して下値を模索する展開に。

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■8月20日 本日の見出し
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景気の停滞を懸念して下値を模索する展開に。
巣ごもり関連など一部の銘柄には物色も。

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■本日の相場概況
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『国内』
 
本日の東京株式市場で日経平均株価
前日比267円92銭安の2万7,013円25銭と続落。

前場新型コロナウイルス感染拡大への
根強い懸念感を背景として、
売り先行のスタートとなりました。

新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、
エコノミストなどが世界景気の先行きを
弱気に修正したこともあって、
世界の景気敏感株とされる
日本株の持ち高を減らそうとする動きが出たとの見方も。

日経ジャスダック平均株価は続落も、
東証マザーズ指数は反発して終了しています。

『海外』

20日午前の中国・上海株式市場で、上海総合指数は続落。

中国当局による規制強化懸念から、
投資家が運用リスクを回避する姿勢を強めています。

『為替』

20日14時時点の東京外国為替市場で
円相場は1ドル=109円73~74銭近辺と円高に傾倒。

日経平均株価が一時200円超下落したことで、
「低リスク通貨」とされる円には買いが優勢となりました。

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■来週の日本株見通し
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Kanonです。今週もお疲れさまでした。

厳しい相場展開となるなか、
来週はジャクソンホール会合を控えます。

既に今週発表された7月の米FOMC議事要旨で
参加者のほとんどが年内のテーパリング開始を
見込んでいたということが明らかになっていますので、
ジャクソンホール会合でこれ以上の
ネガティブなサプライズが出ることは考えにくいでしょう。

これは、本日の市場で景気敏感株が下落し、
一部のグロース株が上がっていたこととも整合性が取れていると思います。

今もっとも市場が懸念しているのは、
19日に9月の生産台数を計画より4割ほど減らすと発表したトヨタ自動車のように
新型コロナウイルスの影響が生産面に出てくる企業が
増えるのではないかといった点だと見られます。

これまで景気回復を織り込んできた分、
株価にふるい落としがかかっているといった見方も出来、
一つの大きな上昇サイクルが終了しつつある可能性も。

しかし、近年の株式市場では、金融緩和的な政策の影響で、
株価の下落局面はどんどん短くなっているので
悲観する必要はないと考えています。

今が一つの大きな上昇サイクルの終焉なのであれば、
次なる上昇サイクルの始まりが間もなく訪れるわけですから、
より安いところで買いを入れるチャンスだと考えるべきでしょう。

個別銘柄で考えますと、直近上昇していた銘柄はど調整が長くなりやすく、
先んじて高値をつけて、長らく調整してきた銘柄は
最後の振るい落としの下落を間もなく終えて、
徐々に底入れていく可能性が高いです。

こうした底入れ銘柄をしっかりと利益にできる
安い価格で買いつけられるように推奨を行ってまいります。

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■月曜日の予定
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『国内』

7月全国百貨店売上高(14:30)

『海外』

米7月中古住宅販売(23:00)
    
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■主要指数
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『海外』

・NYダウ:34,894.12(-66.57)

・ナスダック:14,541.789(+15.875)

・S&P500:4,405.80(+5.53)

・為替:109.66-109.67(-0.11)

『国内』

日経平均株価:27,013.25(-267.92)

TOPIX:1,880.68(-16.51)

・日経ジャスダック平均株価:3,841.44(-33.71円)
 
東証マザーズ指数:1,034.81(+0.95)