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1月6日(水)米上院議会選挙決選投票の結果を横睨む展開に。

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■1月6日 本日の見出し
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米上院議会選挙決選投票の結果を横睨む展開に。
民主党の勝利を織り込み米長期金利が上昇。

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■本日の相場概況
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『国内』

本日の東京株式市場で日経平均株価
前日比102円69銭安の2万7,055円94銭と続落。

前日に発表された米経済指標が改善していたことを受けて、
景気敏感株などに買いが先行する展開となりました。

ただ、米上院議会選挙決選投票で、
民主党が勝った場合に増税が行われる可能性を懸念し、
買い一巡後は下げに転じて推移しています。

新型コロナウイルスの国内感染拡大を受けて
巣ごもり関連とされる銘柄に買いが入ったことで、
日経ジャスダック平均株価、東証マザーズ指数は反発して終了。

『海外』

6日午前の中国・上海株式相場は小幅に反落

買い先行後、利益を確定する売りが波及しています。

『為替』

6日14時時点の東京外国為替市場で
円相場は1ドル=102円81~82銭近辺と円高に傾倒。

朝方は円買いが先行したものの、
米国の長期金利が10カ月ぶりに1%台に乗せたことで、
日米金利差の拡大を見込んだ円売りが出ています。

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■明日の日本株見通し
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本日もお疲れさまでした。Kanonです。

本日は米上院議会選挙決選投票の結果を見ながら、
一喜一憂するような展開となりました。

現時点での開票率は98%となっていますが、
上院選では民主、共和党の両候補が得票率50%で拮抗しており、
上院特別選は民主党候補が勝利となる見通し。

郵便投票などもあるため、
ここからは結果をゆっくり待つ必要がありますが、
市場は民主党が勝利するシナリオに傾きつつあります。

これを受けた市場の動きとして特に注視すべきは、
米10年債利回りが急上昇し、昨年3ヶ月以来10カ月ぶりに
1%台に乗せる場面が見られたことです。

民主党が勝ってトリプルブルーとなれば、
大規模な財政出動が実現しますが、
そのためには国債の発行が必要。

そうなると米国債市場の需給のゆるみにつながるため、
金利が上昇しやすくなるわけです。

金利の上昇はグロース株売りの材料になるため、
成長株を中心に短期的な調整局面には注意が必要です。

株式市場を見ましても、
共和党がリードした局面では強含み、
民主党がリードした局面では弱含む動きとなりました。

とはいえ、民主党が勝利するのは悪いことばかりではなく、
新型コロナウイルスの影響を受けているような銘柄は
大規模な経済対策への思惑から、買われやすくなる期待もできます。

また、共和党が勝利するようであれば、
巣ごもり関連などの新興株に
幅広く買いが入る期待もできるでしょう。

どちらにせよ、結果判明で不透明感が晴れれば、
動きやすい相場展開になってくると見ていますので、
明日以降に期待してポジションを調整していきたいです。

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■明日の予定
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『国内』

11月毎月勤労統計(8:30)

『海外』

米11月貿易収支(22:30)
米12月ISM非製造指数(1/8 0:00)

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■主要指数
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『海外』

・NYダウ:30,391.60(+167.71)

・ナスダック:12,818.960(+120.513)

・S&P500:3,726.86(+26.21)

・為替 ドル円:102.73-102.74(-0.28)

『国内』

日経平均株価:27,055.94(-102.69)

TOPIX:1,796.18(+4.96)

・日経ジャスダック平均株価:3,745.56(+10.16円)

東証マザーズ指数:1,215.23(+4.18)