東京市場大引け『市況』by日本投資機構株式会社 評判
┏━━━━━━━━━━━━━━━━
■10月24日 本日の見出し
┗━━━━━━━━━━━━━━━━
企業業績の回復に期待した買いが優勢となり続伸も、
高値警戒感から低調な商いが続く。
┏━━━━━━━━━━━━━━━━
■本日の相場概況
┗━━━━━━━━━━━━━━━━
『国内』
24日の東京株式市場で日経平均株価は、
前日比125円22銭高の2万2,750円60銭と続伸。
前日の米国株主要3指数が上昇し、
為替も1ドル=108円半ばとやや円安に傾倒したことで
買いが先行する展開となりました。
決算発表の本格化を控えることから、
業績回復期待での買いも入っております。
ただ、高値警戒感から低調な商いが続いているほか、
ペンス米副大統領による対中政策に関する演説を控えることから
後場からは膠着感も強まりました。
投資家心理が改善したことで新興市場銘柄にも買いが入り、
日経ジャスダック平均、東証マザーズ指数も続伸して終了しています。
『海外』
24日午前の中国・上海株式相場で上海総合指数は小幅続落。
大手企業による四半期決算発表の本格化を前に、
結果を見極めたいとの雰囲気から持ち高調整の売りがやや優勢となりました。
『為替』
14時時点の東京外国為替市場で円相場は、1ドル=108円59~60銭近辺と円安に傾倒。
前日の米国株式相場に続き、24日の日経平均株価も堅調に推移したことで
安全資産とされる円には売りが優勢となりました。
┏━━━━━━━━━━━━━━━━
■明日の日本株見通し
┗━━━━━━━━━━━━━━━━
アナリストのKanonです。
「強気相場は、悲観の中に生まれ、懐疑の中に育ち、楽観の中で成熟し、
幸福感の中で消えていく」という相場格言があります。
国内の証券会社が公表しているNISAでの週間買い付け金額ランキングの
先週分第1位に、日経平均株価が下落すると上昇する金融商品である
「日経平均ダブルインバース」がランクインしていることが
最近話題になっています。
「日経平均ダブルインバース」はそもそも
長期保有すると価値が下がる性質があり、配当もないので
長期投資には向いていません。
そういったことを知らない「投資の初心者」が、
「日本株は下がる」と予想している状態と言えますね。
「株に興味が無い人が興味を持ちだしたら天井」と言いますが、
逆に「金融知識がない人までもが株は下がると思っている現在は、
相場が悪材料を織り込み切った」とも言えるのかもしれません。
たしかに、各国の経済指標は低調なものが続き、
最近発表された企業の決算もあまり良くないものが目立つのですが、
大統領選の予備選が2020年2月に迫るなかで
再選を狙うトランプ米大統領が
世界景気の低迷につながる米中対立を激化させるとは考えにくく
今後の企業業績は改善するとの期待があります。
最初にお伝えした格言に当てはめてみますと、
現在は強気相場が「懐疑の中で育っている」状態だとの期待もできますので、
引き続き積極的な売買を進めていければと思います。
もちろんリスク管理は大事ですので、
相場の調整に警戒した方がいい場面では、都度お伝えしていきますね。
┏━━━━━━━━━━━━━━━━
■主要指数
┗━━━━━━━━━━━━━━━━
『海外』
・NYダウ:26,833.95ドル (+45.85)
・ナスダック:8,119.793 (+15.498)
・S&P500:3,004.52 (+8.53)
・為替 ドル円:108.61-108.62(+0.24)
『国内』
・日経平均株価:22,750.60円(+125.22円)
・TOPIX:1,643.74(+5.60)
・日経ジャスダック平均株価:3,470.99(+15.69円)
・東証マザーズ指数:861.52(+7.72)
┏━━━━━━━━━━━━━━━━
■明日の予定
┗━━━━━━━━━━━━━━━━
『海外』
独10月Ifo景況感指数(17:00)
~~~~~~~~~~~~~
LINEにて相談受付中!
~~~~~~~~~~~~~