東京市場大引け『市況』by日本投資機構株式会社 評判
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■2月3日 本日の見出し
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売り先行後、下げ幅を縮小して終了。
中国人民銀行による資金供給策が支えとなる。
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■本日の相場概況
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『国内』
3日の東京株式市場で日経平均株価は、
前日比233円24銭安の2万2,971円94銭と反落。
新型肺炎の感染拡大が経済活動を停滞させるとの懸念から、
前週末の米株式市場が急落したことで、
日本株市場でも売りが先行し、
朝方には下げ幅が400円を超える場面も見られました。
ただ、春節の休暇明けで取引を再開した
中国・上海総合指数が寄り付いてからは底堅く推移したため、
投資家心理が落ち着きを取り戻し、下げ幅を縮小して終了。
中国人民銀行が18兆円にのぼる
資金供給策を打ったことが投資家心理の支えとなっています。
新型肺炎の感染拡大で投資家のリスク回避姿勢が強まり、
日経ジャスダック平均は反落も、
肺炎感染拡大がバイオ関連銘柄の人気化につながったことで
東証マザーズ指数は続伸しております。
『海外』
3日午前の上海株式相場で上海総合指数は大幅続落。
休場期間中に中国などで新型肺炎の感染が急拡大し、
企業の生産停滞など中国経済減速への警戒が強まっています。
『為替』
14時時点の東京外国為替市場で円相場は、1ドル=108円47~48銭近辺と円高に傾倒。
新型肺炎の感染拡大を警戒して
世界的に運用リスクを回避する動きが強まり円買いが先行。
買い一巡後は、日本時間夜に発表される
1月の米ISM製造業景況感指数を見極めたいとして、
小動きとなっています。
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■明日の日本株見通し
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アナリストのKanonです。
中国・上海株が下げ渋ったことで、
投資家心理は落ち着きを取り戻し
本日の日経平均株価は下げ幅を縮小して終了。
バイオ関連株に物色の矛先が向き、
東証マザーズ指数が上昇するなど
投資家心理が総悲観に傾いているわけではありません。
1月中に決算発表を終えたTOPIX構成銘柄の606社のうち、
経常利益の見通しを下方修正したのは78社と
上方修正(51社)を上回っており、
企業業績が少し低調なのが気になるところではありますが、
好決算を発表した銘柄にはしっかり買いが入っています。
落ち着いて売買をしていけば
充分に利益が狙える相場だと言えるでしょう。
ロスカットは浅く設定し、必ず守ること、
余力いっぱいに買いつけないことなど
リスクを管理しつつ売買をすすめていければと思います。
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■主要指数
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『海外』
・NYダウ:28,256.03 (-603.41)
・ナスダック:9,150.936 (-147.998)
・S&P500:3,225.52 (-58.14)
・為替 ドル円:108.50-108.51(-0.53)
『国内』
・日経平均株価:22,971.94(-233.24円)
・TOPIX:1,672.66(-11.78)
・日経ジャスダック平均株価:3,767.72(-25.93)
・東証マザーズ指数:823.28(-0.09)
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■明日の予定
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『国内』
1月マネタリーベース(8:50)
10年国債入札
『海外』
トランプ米大統領による一般教書演説
米12月製造業受注(2/5 0:00)
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