東京市場大引け『市況』by日本投資機構株式会社 評判
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■10月11日 本日の見出し
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米中通商協議への期待から日経平均株価は上げ幅を拡大。
後場にかけては3連休を控え様子見ムード強まる。
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■本日の相場概況
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『国内』
11日の東京株式市場で日経平均株価は、
前日比246円89線高の2万1,798円89銭と続伸。
米国株価指数の上昇と為替の円安傾倒を受け
輸出関連株を中心に買いが先行する展開となりました。
トランプ政権がファーウェイに機密性の低いし製品を供給することを
一部の米国企業に認めるライセンスを近く発行するとの報道があり、
半導体関連銘柄の上昇も目立っています。
終日堅調な展開となりましたが、
引けにかけては3連休前ということで
手仕舞い売りが波及し、伸び悩んで終了。
主力株に買いが入り日経ジャスダック平均は反発、
3連休を前にリスクオフの売りが優勢となり、
東証マザーズ指数は続落しています。
『海外』
11日午前の中国・上海株式相場で上海総合指数は続伸。
米中の貿易協議が進展するとの期待から
大型株を中心に買いが優勢となりました。
『為替』
14時時点の東京外国為替市場で円相場は、1ドル=107円95~96銭近辺と円安に傾倒。
3連休前にドルを手当する目的の円売り・ドル買いが入り、
一時は108円台まで下落する場面もありましたが、
その後は米中協議を見極めたいとして様子見姿勢が強まり揉み合い基調となっています。
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■来週の日本株見通し
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アナリストのKanonです。
米中通商協議については「一部合意」くらいが
妥当な内容だと見ております。
期待感で本日日経平均株価が上昇していただけに、
万が一期待が剥落してしまうと
週明けの相場が大きく下落する可能性も。
ただ、個別株はここ2日で、
既にリスクオフで売られていたものが多いので
イベント通過の安心感から
買いが入る期待もできるでしょう。
来週はイベントを通過することで、
良くも悪くも経済指標や個別の企業決算が注目される
業績相場が来ると見ています。
決算も徐々に発表されてきていますので、
好業績を発表した銘柄を
より良いタイミングで拾えるように
分析、推奨を進めていきます。
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■主要指数
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『海外』
・NYダウ:26,496.67ドル (+150.66)
・ナスダック:7,950.782 (+47.039)
・S&P500:2,938.13 (+18.73)
・為替 ドル円:107.95-107.96(+0.55)
『国内』
・日経平均株価:21,798.87円(+246.89円)
・TOPIX:1,595.27(+13.85)
・日経ジャスダック平均株価:3,391.72(+2.97円)
・東証マザーズ指数:840.28(-12.33)
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■火曜日の予定
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『国内』
8月第3次産業活動指数(13:30)
家電の国際見本市「CEATECジャパン2019」(~10/18、幕張メッセ)
『海外』
中国9月消費者物価(10:30)
中国9月生産者物価(10:30)
独10月ZEW景況感指数(18:00)
米10月ニューヨーク連銀景気指数(21:30)
米が「対中関税第1~3弾」の税率引き上げ(25%→30%)予定