東京市場大引け『市況』by日本投資機構株式会社 評判
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■1月27日 本日の見出し
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新型肺炎の感染拡大を受け、リスクオフムード強まる。
インバウンド関連銘柄に売りが目立つ展開に。
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■本日の相場概況
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『国内』
27日の東京株式市場で日経平均株価は、
前週末比483円67銭安の2万3,343円51銭と大幅反落。
新型肺炎の世界的な感染拡大を受けて
リスクオフムードが強まる展開となりました。
中国政府が25日に、国内の旅行会社に対して
日本を含む海外旅行も中止するように命じたことで
インバウンド関連銘柄に売りが目立っています。
春節の休暇でアジア市場が休みとなるなか、
国内外の機関投資家が開いている日本市場で
ヘッジ目的の売りに動いたことも下落要因となりました。
日経平均株価の下落で個人投資家の心理も悪化し、
日経ジャスダック平均、東証マザーズ指数は続落しています。
『海外』
27日は春節で、中国(上海、深セン)と
香港、韓国、台湾、シンガポール、マレーシア、
ベトナム(ホーチミン、ハノイ)が休場となりました。
取引再開は韓国、シンガポール、マレーシアが28日、
香港は29日、台湾とベトナムは30日、中国は31日の予定です。
『為替』
14時時点の東京外国為替市場で円相場は、1ドル=109円10~11銭近辺と円高に傾倒。
新型肺炎への警戒感から円買いが先行する展開となりました。
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■明日の日本株見通し
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アナリストのKanonです。
通常、TOPIXが0.5%以上下落した日は、
日銀がETF(上場投資信託)に買いを入れて相場を支え、
後場から下げ幅を縮小することが多いです。
しかし、本日は日銀がETF買いを入れても下げ渋らずに
じりじりと下落して終了しています。
海外勢のヘッジを目的とした
売り需要を引き受けた形だと見ていますが、
アジア市場の春節の休暇が終わらないことには
手控えムードが続き、軟調な展開が続く可能性がございます。
あまり焦らずに、
新型肺炎感染拡大懸念の収束を待って
買いに入っていければと思います。
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■主要指数
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『海外』
・NYダウ:28,989.73 (-170.36)
・ナスダック:9,314.912 (-87.566)
・S&P500:3,295.47 (-30.07)
・為替 ドル円:109.06-109.07(-0.48)
『国内』
・日経平均株価:23,343.51(-483.67円)
・TOPIX:1,702.57(-27.87)
・日経ジャスダック平均株価:3,877.45(-47.58)
・東証マザーズ指数:851.45(-17.95)
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■明日の予定
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『国内』
12月企業サービス価格指数(8:50)
40年国債入札
『海外』
FOMC(~1/29)
米12月耐久財受注(22:30)
米11月S&Pコアロジック・ケース・シラー・住宅価格指数(23:00)
米1月消費者信頼感指数(1/29 0:00)
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