東京市場大引け『市況』by日本投資機構株式会社 評判
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■10月18日 本日の見出し
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米国株市場の上昇を好感し買いが先行する展開に。
後場にかけては週末や英議会を控えて利益確定売りも。
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■本日の相場概況
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『国内』
18日の東京株式市場で日経平均株価は、
前日比40円82銭高の2万2,492円68銭と小幅反発。
前日の米国株市場が上昇したことを受け
買いが先行する展開となりました。
中国国家統計局が11時に発表した
第3四半期の実質国内総生産(GDP)伸び率は
前年比プラス6.0%と予想を0.1ポイント下回りましたが、
発表後の中国株式市場が落ち着いて推移したことが
安心感につながり、一段高となる場面も。
ただ、後場にかけては
週末や英議会での州連合(EU)離脱を巡る新案の採択を控えての
利益確定売りも見られ、上げ幅を縮小して終了しています。
日経平均株価が上昇したことで新興株にも物色の矛先が向き、
日経ジャスダック平均、東証マザーズ指数も続伸して終了となりました。
『海外』
18日午前の中国・上海株式相場で上海総合指数は続落。
取引時間中に発表された中国の7~9月期の国内総生産(GDP)は実質で前年同期比6.0%増と、
四半期で統計を遡れる1992年以降で最低を更新したため
中国経済減速への警戒が相場の喪にとなりました。
『為替』
14時時点の東京外国為替市場で円相場は、1ドル=108円57銭近辺と円高に傾倒。
中国の国内総生産(GDP)の前年同期比の伸びが市場予想を下回り、
「低リスク通貨」とされる円には買いが優勢となりました。
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■来週の日本株見通し
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アナリストのKanonです。
まずは今週末に英議会で
欧州連合(EU)離脱を巡る新案の採択を控えます。
新離脱案が英国議会で承認される可能性が高いわけではありませんが、
仮に承認された場合は週明けから大きく上昇して始まる期待ができるでしょう。
また、事前の期待感が高くはないため
承認されなくてもショック売りは大して出ないと見ており、
小幅安水準で揉み合う程度となりそうです。
低調な経済指標などの懸念材料はありますが、
各国中央銀行による緩和期待、金余りの影響で
世界的な株高基調が続いている間は
素直に上昇に乗っていっていいかと見ています。
国内に目を向けると、
来週は火曜日が「即位礼正殿の儀」がお休みとなる
イレギュラーなスケジュールですので、
少し手掛けにくさもあります。
ただ、火曜日は今のところ
重要な海外の市場イベントはないので、
月曜日は仕込みのチャンスという見方もできるでしょう。
個別銘柄のねらい目としましては、
東京モーターショーが24日より開催されることから
自動車やドローン関連銘柄、
決算発表が24日~25日から本格化し始めるため
好業績が予想される銘柄に注目したいです。
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■主要指数
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『海外』
・NYダウ:27,025.88ドル (+23.90)
・ナスダック:8,156.853 (+32.669)
・S&P500:2,997.95 (+8.26)
・為替 ドル円:108.58-108.59(-0.25)
『国内』
・日経平均株価:22,492.68円(+40.82円)
・TOPIX:1,621.99(-2.17)
・日経ジャスダック平均株価:3,429.99(+13.61円)
・東証マザーズ指数:840.36(+3.04)
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■月曜日の予定
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『国内』
9月貿易収支(8:50)
8月全産業活動指数(13:30)
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