東京市場大引け『市況』by日本投資機構株式会社 評判
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■9月6日 本日の見出し
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米中通商協議の再開と市場予想を上回る米経済指標を好感。
買いが先行した後、上値では利確売りが出て揉み合う展開に。
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■本日の相場概況
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『国内』
6日の東京株式市場で日経平均株価は
前日比113円63銭高の2万1,299円57銭と続伸。
米中通商協議の再開が引き続き好感されたほか、
前日に発表された米経済指標が市場予想を上回る内容となり
投資家のリスクを取る姿勢が強まっています。
外国為替市場で円相場が1ドル=107円台まで円安に振れ、
輸出関連株に買いが先行した面も。
円安進行で業績悪化懸念が後退した自動車株が買われたほか、
米長期金利の上昇による利ざや改善期待から
金融株の上昇も目立ちました。
ただ、前日の大きく上昇した反動で
上値では利益を確定する売りも出ております。
投資家心理が改善し
輸出関連株を中心に買いが先行したことで
日経ジャスダック平均株価は続伸、
内需関連銘柄にはやや売りが優勢となり
東証マザーズ指数は反落しています。
『海外』
6日午前の中国・上海株式相場で上海総合指数は小幅続伸。
金融緩和などの景気対策や米中貿易協議の進展に対する期待が
引き続き投資家心理を支えています。
『為替』
14時時点の東京外国為替市場で円相場は、1ドル=106円94~95銭と円安に傾倒。
日発表の米経済指標の改善を受けて米景気の底堅さが意識され、
円には売りが先行する展開となりました。
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■来週の日本株見通し
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アナリストのKanonです。
今週は堅調な相場展開となりました。
積極的に銘柄を仕込むよう月初からお伝えしていましたが、
米中貿易協議再開などのポジティブサプライズもあり
想定以上に大きく上昇してくれて嬉しい限りです。
政治的なリスク要因が後退したことが
相場上昇の大きな材料となりましたが、
今夜に米雇用統計の発表、
来週にはECB定例理事会が控えており
徐々に政治的な材料から各国の金融政策に
市場参加者の注目が移っていくと見ています。
現在は経済指標が好悪入り混じるなかで
米中貿易摩擦という不確定要素を抱えていますので、
基本的にはどの中央銀行も
「柔軟に対応する」姿勢を示すことが想定され、
ポジティブな材料になりやすいと分析しています。
今週の上げ方が急であっただけに
調整局面には注意しなければいけませんが
下支えの強い相場展開が継続するとして
期待していきましょう。
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■主要指数
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『海外』
・NYダウ:26,728.15ドル (+372.68)
・ナスダック:8,116.828 (+139.948)
・S&P500:2,976.00 (+38.22)
・為替 ドル円:106.98-106.99(+0.47)
『国内』
・日経平均株価:21,199.57円(+113.63円)
・TOPIX:1,537.10(+2.64)
・日経ジャスダック平均株価:3,315.40 (+1.15円)
・東証マザーズ指数:855.54(-1.73)
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■月曜日の予定
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『国内』
7月経常収支(8:50)
4-6月期GDP改定値(8:50)
8月景気ウォッチャー調査
『海外』
米7月消費者信用残高(9/10 4:00)
休場:マレーシア
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