東京市場寄付き『市況』by日本投資機構株式会社
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■2月22日 本日の見出し
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米国株下落を嫌気し利益確定売りが波及。
米中通商協議の進展期待は引き続き支えに。
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■本日の日本株見通し
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日経平均株価は前日まで4日続伸しており、
週末前ということもあり利益確定売りが出やすく
米国株の下落も嫌気して軟調となりそうです。
市場は、欧米の各経済指標の低下が
米中貿易摩擦や米政府機関の一部閉鎖などを要因とした
一時的なものかどうかを見極めようとしています。
米中貿易摩擦が要因だとしても
実体経済の回復には時間がかかることが想定され
弱い指標が続いて不安を高める可能性も。
ただ現在の市場の2大懸念要因とも言える
米中貿易交渉とFRBの金融政策については
いいニュースが続いていることから
下支えの強い展開に期待ができるでしょう。
米中通商協議が進展しているとの期待から
押し目を拾う動きは見られやすいとして
本日の相場を見ていきます。
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■前日の海外概況
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『NYダウ工業30種平均』
21日の米株式市場でダウ工業株30種平均は
前日比103ドル81セント安の2万5,850ドル63セントと反落。
2月のフィラデルフィア連銀製造業景況指数が-4.1と
前月比で市場予想を大きく下回る水準となり
2016年5月以来初めてマイナス圏に落ち込みました。
昨年12月の耐久財受注額も市場予想ほど増えなかったことで
米景気の減速が懸念されています。
また、欧州でも21日発表の
ユーロ圏製造業購買担当者景気指数(PMI)が
好不況の境目の50を下回り、懸念要因に。
指数は前日まで連日でほぼ3カ月ぶりの高値を付け、
利益確定目的の売りが出やすかった面もありました。
一方、21日から米国で再開した貿易協議では
「閣僚級協議で知的財産権など
構造問題についての「覚書」をまとめ、
首脳会談で最終決着する見通し」と伝わり、
交渉が順調に進んでいるとの期待が相場の支えになっています。
ハイテク比率が高いナスダック総合株価指数は
主力株に売りが出たことで9営業日に反落しました。
『為替』
21日のニューヨーク外国為替市場で円相場は1ドル=110円65銭~75銭と反発。
米経済指標が市場予想に反して弱い数字となったことで
米景気の先行き不透明感が意識され、円買いの要因となっています。
21日のシカゴ日経平均先物3月物は、前日比45円安の2万1,360円と反落。
米株式相場が下落したことで日本株にも売りが波及しましたが、
21日に再開した米中貿易協議は合意に向けて
前進しているとの期待が下支えとなっています。
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■主要指数
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『海外』
・NYダウ:25,850.63ドル (-103.81)
・ナスダック:7,459.708 (-29.361)
・S&P500:2,774.88 (-9.82)
・為替 ドル円:110.67-110.68円 (-0.09)
『国内』
・日経平均株価:21,464.23円 (+32.74円)
・TOPIX:1,613.50(+0.03)
・日経ジャスダック平均株価:3,446.61円 (+7.96円)
・東証マザーズ指数:904.55 (+13.68)
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■本日のイベント
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『国内』
1月消費者物価指数(8:30)
『海外』
独2月Ifo景況感指数(18:30)
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■株式2.0参加者様へワンポイント!
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おはようございます、アナリストの石塚です。
本日はやや軟調な展開が想定されますが、
相場が下向くというよりは
一旦の調整局面となると見ています。
保有銘柄が下落した場面では
買い増しも視野にご検討いただければと思います。
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