東京市場大引け『市況』by日本投資機構株式会社
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■2月22日 本日の見出し
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週末を控え利益確定の売りが先行も
米中通商協議の進展期待は根強く下げ幅縮小。
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■本日の相場概況
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『国内』
22日の東京株式市場で日経平均株価は
前日比38円72銭安の2万1,425円51銭と反落。
前日の米株式市場が反落となった上、
日本は週末を控えることから
利益確定売りが先行する展開となりました。
前日に発表された欧米経済指標が低調な内容となり
世界的な製造業の景況感悪化が意識されたこともあり
投資家心理が悪化しております。
多国籍企業の業績下振れが依然として懸念される中、
内需関連企業については下振れリスクが後退しているとして
建設株など内需関連には物色の矛先が向きました。
後場ではワシントンで行われている
米中通商協議で交渉が進展するとの期待から徐々に下げ幅を縮小。
昼休み時間帯に中国・上海株式相場が
小幅な上げに転じたことも支えとなりました。
内需関連などを中心に物色の矛先が向いたことで
日経ジャスダック平均株価、東証マザーズ指数は続伸で終了。
『海外』
22日午前の中国・上海株式相場で上海総合指数は小幅に反発。
中国政府による減税などの景気刺激策への期待を支えに、
買いが優勢となっております。
『為替』
14時時点の東京外国為替市場では、1ドル=110円78銭近辺と小動き。
日経平均株価の下落に歩調を合わせて円買いが出ましたが
米中通商協議への期待から円の上値は限定的となりました。
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■来週の日本株見通し
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来週金曜日は米中貿易協議の期限ですが
現在は明るいニュースが続いておりますので
期待感が引き続き支えになると見ています。
指標発表が多いことから
景気減速への懸念は意識されそうですが、
楽観ムードを背景に
成長株などが物色される期待も。
国内に目を向けると
来週は4銘柄の新規上場が予定されています。
本日、今年最初の新規上場となった
【7049】識学は買い気配のまま値が付かずに終了。
今週の相場上昇により
個人投資家の余力が回復しつつあると見ており、
新興市場を中心に個別銘柄の活発な物色にも期待できるとして
来週の相場を見ていきます。
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■主要指数
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『海外』
・NYダウ:25,850.63ドル (-103.81)
・ナスダック:7,459.708 (-29.361)
・S&P500:2,774.88 (-9.82)
・為替 ドル円:110.67-110.68円 (-0.09)
『国内』
・日経平均株価:21,425.51円 (-38.72円)
・TOPIX:1,609.52(-3.98)
・日経ジャスダック平均株価:3,449.73円 (+3.12円)
・東証マザーズ指数:916.76 (+12.21)
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■月曜日のイベント
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『国内』
1月消費者物価指数(8:30)
『海外』
独2月Ifo景況感指数(18:30)
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■株式2.0参加者様へワンポイント!
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アナリストの江口です。
好調な相場展開が続いております。
来週は新興市場などを中心として
循環物色が活発になる期待もできるため
週末の海外の動きを見つつ
月曜日に銘柄を多く入れ替えていく予定です。
今週も1週間お疲れさまでした!
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