東京市場大引け『市況』by日本投資機構株式会社 評判
┏━━━━━━━━━━━━━━━━
■9月12日 本日の見出し
┗━━━━━━━━━━━━━━━━
米国による対中関税引き上げの延期を受け買い先行。
節目を突破するもSQ値算出控え上値では揉み合う展開に。
┏━━━━━━━━━━━━━━━━
■本日の相場概況
┗━━━━━━━━━━━━━━━━
『国内』
12日の東京株式市場で日経平均株価は、
前日比161円85銭高の2万1,759円61銭と続伸。
トランプ米大統領が東京時間の朝方、
米政府が2,500億ドル相当の中国製品に対する関税の引き上げ時期を
10月1日から10月15日に延期することで合意したと発表。
米中貿易摩擦の緩和で世界景気の減速懸念がやや和らぎ、
電機や機械など景気敏感株を中心に買いが入っています。
前日の米国株高や為替が1ドル=108円台まで
円安に進行したことも好感されました。
米国株市場でフィラデルフィア半導体指数が1.46%高となった流れを引き継ぎ、
東京市場でも半導体関連株をはじめとするハイテク株も堅調に推移。
翌日にメジャーSQを控えることから、上値では揉み合う展開に。
新興市場でも時価総額が大きい銘柄を中心に買いが波及し、
日経ジャスダック平均、東証マザーズ指数も上昇しています。
『海外』
12日午前の中国・上海株式相場で上海総合指数は小幅に反発。
10月に再開予定の通商問題を巡る
米中閣僚級協議進展への期待が相場の支えとなっています。
『為替』
14時時点の東京外国為替市場で円相場は、1ドル=108円07~08銭と円安に傾倒。
米国による対中関税拡大の先送りをきっかけに
米中貿易協議の進展期待が高まり、
「低リスク通貨」とされる円は売りが優勢となりました。
┏━━━━━━━━━━━━━━━━
■明日の日本株見通し
┗━━━━━━━━━━━━━━━━
アナリストのKanonです。
米中貿易摩擦に関する好材料が続き、
明日のSQ算出を前にした先物の買いも加速し、
日経平均株価は節目を越えて上昇しています。
しかし、日程面ではECB理事会、
FOMCなどの注目イベントが控えるほか
米中の対立については、
トランプ米大統領がまたもや手のひらを返すという警戒感も。
先物や売り方の買い戻しが上昇を加速させていますが、
値上がり銘柄数は決して多くなく、様子見ムードの強さが伺えます。
明日のSQ値算出後は相場が調整しやすいと見ていますが、
売り込むような悪材料も見当たらないため、
下値目途は2万1,500円付近となりそうです。
その後、膠着感を強める展開を想定していますが、
直近の上昇に出遅れていた個別株に
物色の矛先が向く期待もできるでしょう。
┏━━━━━━━━━━━━━━━━
■主要指数
┗━━━━━━━━━━━━━━━━
『海外』
・NYダウ:27,137.04ドル (+227.61)
・ナスダック:8,169.678 (+85.523)
・S&P500:3,000.93 (+21.54)
・為替 ドル円:108.00-108.01(+0.20)
『国内』
・日経平均株価:21,759.61円(+161.85円)
・TOPIX:1,595.10(+11.44)
・日経ジャスダック平均株価:3,345.82 (+2.09円)
・東証マザーズ指数:855.11(-10.23)
┏━━━━━━━━━━━━━━━━
■明日の予定
┗━━━━━━━━━━━━━━━━
『国内』
メジャーSQ
『海外』
米8月輸出入物価指数(21:30)
米8月小売売上高(21:30)
米7月企業在庫(23:00)
休場:中国、台湾、韓国
~~~~~~~~~~~~~
LINEにて相談受付中!
~~~~~~~~~~~~~