3月5日(金)パウエル議長の発言には失望感。
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■3月5日 本日の見出し
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パウエル議長の発言には失望感。
日本株市場も下値模索の展開に。
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■本日の日本株概況
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おはようございます、Kanonです。
米パウエルFRB議長は、金利の上昇に懸念を示したものの
具体的な抑制策について言及しなかったため
ナスダック指数は大きく下落して終了しています。
投資家心理が悪化するなかで
本日は日本時間深夜に米雇用統計も控え、
日本株市場も安値を模索するような展開となりやすいでしょう。
前日の安値を割り込まなければ、
後場にかけて買い戻しが入る期待もできますので、
この辺りを慎重に見ていきたいです。
先行きに期待の持てる材料としましては、
今の下落は年度末で持ち高調整の売りが
出ていると見られることや、今まで上がりすぎた反動に過ぎず、
景気に見通しは良好であるということです。
今下げが厳しいナスダック指数のチャートを見ましても
13週線どころまでの調整が進んでおり、
すぐには反発しないかもしれませんが、
押し目買いが入りやすい水準になってきています。
また、足元の円安進行は輸出企業の業績に反映されると見られますので、
5月の決算に向けた好業績銘柄の押し目買いも良い戦略となりそうです。
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■前日の海外概況
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『NYダウ平均』
4日の米株式市場でNYダウ平均は、
前日比345ドル95セント安の3万0,924ドル14セントと続落。
パウエル米FRB議長は、長期金利の上昇について、
「金融市場に持続的な逼迫がみられるようなら懸念する」と
述べましたが、具体的な抑制策について言及しなかったため、
発言後に長期金利が上昇しハイテク株に売りが強まりました。
ただ、引けにかけては新型コロナウイルスのワクチン普及期待から
景気敏感株に買いが入り、下げ渋って終了しています。
ナスダック総合指数も前日比で2.1%安となっています。。
『為替』
4日のNY外国為替市場で円相場は
1ドル=107円90銭~108円00銭と円安に傾倒。
日米金利差の拡大を手がかりとした円売りが優勢となりました。
『日経平均先物』
4日のシカゴ日経平均先物3月物は
前日比375円安の2万8,9000円と続落。
金利の先高観が広がったことで、
日経平均先物にも売りが優勢です。
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■主要指数
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『海外』
・NYダウ:30,924.14(-345.95)
・ナスダック:12,723.472(-274.280)
・S&P500:3,768.47(-51.25)
・為替 ドル円:107.95-107.96(+0.80)
『国内』
・日経平均株価:28,930.11(-628.99)
・TOPIX:1,884.74(-19.80)
・日経ジャスダック平均株価:3,777.36(-36.59円)
・東証マザーズ指数:1,171.81(-25.85)
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■本日の予定
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『海外』
米1月貿易収支(22:30)
米2月雇用統計(22:30)
中国全人代開幕
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■本日の注目銘柄
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・【6778】アルチザネットワークス
上期経常が3.2倍増益で着地。
※こちらはアナリスト注目の銘柄で
推奨ではありません。