東京市場大引け『市況』by日本投資機構株式会社 評判
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■9月17日 本日の見出し
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為替が円安に傾いたことを支えに堅調な展開に。
2万2,000円台に乗せた場面では戻り売りも。
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■本日の相場概況
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『国内』
17日の東京株式市場で日経平均株価は、
前日比13円03銭高の2万2,001円32銭と小幅続伸。
中東情勢への懸念感が強まっているものの
外国為替市場で円相場が一時1ドル=108円30銭台と
1カ月半ぶりの水準まで円安に傾倒し、
投資家心理の支えとなっています。
中国本土や香港市場の主要株価指数が一時、
1%を超す下げとなったのに対して、
日経平均株価が底堅い値動きとなったことから
売り持ち高を解消する動きも見られました。
ただ、心理的な節目の2万2,000円台に乗せた場面では
戻り売り圧力が強まるなど、高値警戒感は強いです。
日経平均株価が持ち直したことで個人投資家の心理も改善、
好材料を発表した銘柄などに物色の矛先が向き、
日経ジャスダック平均、東証マザーズ指数も上昇しています。
『海外』
17日午前の中国・上海株式相場で上海総合指数は続落。
16日発表の主要な経済指標が低調で景気減速懸念がくすぶっています。
『為替』
14時時点の東京外国為替市場で円相場は、1ドル=108円22~23銭近辺と円安に傾倒。
国内輸入企業の円売りが出たほか、
米中貿易交渉の先行きに対する悲観的な見方が後退していることも
円売りを促しました。
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■明日の日本株見通し
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アナリストのKanonです。
先週からの割安株物色の流れが続いています。
米中貿易摩擦に関して過度の懸念感が後退したため
海外投資家が出遅れ感の強い
日本株の持ち高を増やしている状態。
ただ、指数は続伸を続けてきたことから高値警戒感は強く、
調整局面には注意すべきでしょう。
今週のスケジュール面を見てみると
19日からはワシントンにて次官級の米中貿易協議、
今夜から18日にかけては米FOMC、
18日~19日には日銀金融政策決定会合など
重要イベントが目白押しです。
米中貿易協議については、
10月に行われる閣僚級協議を前に論点を整理するとしており、
「来月につなげる」という意味で
ネガティブな話は出てきにくいと見ていますが、
知的財産侵害など中国の構造改革を巡って難題が山積み。
米FOMCでは25ベーシスポイントの利下げを行うと
市場に織り込まれていますが、
万が一据え置きになった場合は株売りのきっかけとなるでしょう。
もちろんこれらのイベント通過で
ポジティブサプライズがもたらされる可能性もありますが、
高値警戒感から積極的に上値は追いにくく、
今週中盤にかけては膠着感が強まりやすい展開を想定しています。
膠着感が強まった場面では様子を見つつも
少し株の持ち高を減らして
イベント通過を待つ形にしていければと思います。
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■主要指数
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『海外』
・NYダウ:27,076.82ドル (-142.70)
・ナスダック:8,153.543 (-23.170)
・S&P500:2,997.96 (-9.43)
・為替 ドル円:108.20-108.21(+0.25)
『国内』
・日経平均株価:22,001.32円(+13.03円)
・TOPIX:1,614.58(+4.71)
・日経ジャスダック平均株価:3,351.99 (+2.85円)
・東証マザーズ指数:847.78(+1.90)
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■明日の予定
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『国内』
日銀金融政策決定会合(~9/19)
8月貿易収支(8:50)
8月訪日外客数 (16:00)
20年国債入札
『海外』
パウエルFRB議長会見
米8月住宅着工件数(21:30)
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