東京市場大引け『市況』by日本投資機構株式会社 評判
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■9月2日 本日の見出し
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売り先行も米国株市場の祝日前で様子見ムード強まる。
貿易摩擦の影響を受けにくい内需関連に買い。
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■本日の相場概況
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『国内』
2日の東京株式市場で日経平均株価は
前日比84円18銭安の2万0,620円19銭と反落。
本日の米国株式市場がレイバー・デイで休場となることから
模様眺めムードが強く売りがやや優勢となりました。
1日にトランプ米政権が対中関税を発動し、
中国も即座に報復措置を実施しましたが
市場には織り込み済みで影響は軽微です。
トランプ米大統領が記者団に対して、
中国との交渉は続いていると説明したことも
投資家心理の支えとなりました。
中国メディアの財新と英調査会社IHSマークイットが
2日に発表した8月の中国の製造業購買担当者景気指数(PMI)も
50.4と節目の50を上回り、買い安心感に繋がっています。
貿易摩擦の影響が比較的小さいとみられる内需株に
個人投資の買いが入ったことで、
日経ジャスダック平均株価、東証マザーズ指数は続伸して終了。
『海外』
2日午前の中国・上海株式相場で上海総合指数は反発。
中国政府が株式など資本市場の活性化を支援する方針を示し、
海外などから長期の投資資金が流入するとの期待が相場を支えとなりました。
『為替』
14時時点の東京外国為替市場で円相場は、1ドル=106円18~19銭と円高に傾倒。
米中の関税報復合戦を警戒したリスク回避の円買いが先行したものの、
買い一巡後は米国市場の祝日を前に膠着感が強まっています。
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■明日の日本株見通し
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アナリストのKanonです。
明日は、本日の米国株市場が休場となりますので、
最近NY市場の動向材料に動いている日本株市場は
方向感に欠ける展開が想定されます。
ただ、例年夏休み明けの市場参加者が
本格的にマーケットに戻るのは
レーバーデーの直後からとなるため、
明後日以降の商いの膨らみや方向感には
注目したいところです。
また、1日に米中の関税が発動されましたが、
大方の悪材料を市場は織り込み済みで、
日経平均株価も底堅さを見せています。
今月17~18日の米連邦公開市場委員会での
追加利下げへの期待感も支えとなり、
目先は下支えの強い相場に期待ができるでしょう。
そのため、市場参加者が戻る前の明日は、
先回りして銘柄を仕込んでおきたい局面です。
銘柄推奨も予定しておりますので、
是非お買付けをご検討いただければと思います。
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■主要指数
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『海外』
・NYダウ:26,403.28ドル (+41.03)
・ナスダック:7,962.882 (-10.512)
・S&P500:2,926.46 (-1.88)
・為替 ドル円:106.10-106.11(-0.41)
『国内』
・日経平均株価:20,620.19円(-84.18円)
・TOPIX:1,505.21(-6.65)
・日経ジャスダック平均株価:3,296.62 (+2.16円)
・東証マザーズ指数:845.92(+4.73)
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■明日の予定
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『国内』
8月マネタリーベース(8:50)
10年国債入札
『海外』
米8月ISM製造業景気指数(23:00)
米7月建設支出(23:00)
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