東京市場大引け『市況』by日本投資機構株式会社 評判
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■8月14日 本日の見出し
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米中貿易摩擦への警戒感が和らぎ、買いが先行。
一巡後は世界経済減速懸念で上値の重い展開に。
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■本日の相場概況
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『国内』
14日の東京株式市場で日経平均株価は
前日比199円69銭高の2万0,655円13銭と反発。
米中貿易摩擦の緩和期待による前日の米国株上昇や、
外国為替市場でドル円相場が円安方向に動いたことを好感し、
買いが先行する展開となりました。
また、寄り付き前に発表された6月の機械受注が
市場予想に反して増加したことも好感されています。
不動産や鉄道などの内需株から
半導体関連などの景気敏感株への資金の移動も見られました。
買いが一巡した後は、香港のデモなどの
地政学リスクが意識され伸び悩んで終了。
米国による対中追加関税「第4弾」の一部先送りは好感されたものの、
米中貿易摩擦の本格緩和に繋がるとの見方が少なかったほか
本日発表された中国の7月工業生産が2002年以来の小さな伸びにとどまり、
中国経済の減速が意識された面もあるでしょう。
米中貿易摩擦への警戒感が和らいだことで、
東証1部などの大型株に資金が向いたため
日経ジャスダック平均株価が小幅続落、
東証マザーズ指数は反発と新興市場はまちまちでした。
『海外』
14日午前の中国・上海株式相場で上海総合指数は反発。
米通商代表部(USTR)が13日に対中関税「第4弾」を巡り、
一部品目の発動を12月に先送りすると発表したことで、
米中摩擦の激化に対する過度な懸念が和らぎ、
値ごろ感を意識した買いが優勢となっています。
『為替』
14時時点の東京外国為替市場で円相場は、1ドル=106円55~56銭近辺と円安に傾倒。
米国による対中関税の先送り発表で米中貿易摩擦が和らぐとの見方から、
「低リスク通貨」とされる円に売りが先行しましたが
14日午前に発表の7月の中国の月次統計は市場予想を下回ったため
中国景気減速の懸念から円の下値は限定的となりました。
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■明日の日本株見通し
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アナリストのKanonです。
米中摩擦への警戒感が和らいだことで
本日は買いが先行したものの
日経平均株価は上値の重い展開となりました。
外部要因に不透明感が強い中で
明日明後日とお盆休みが続きますので、
やや軟調な展開を想定しています。
一方で、景気敏感株の上値が重いと見た投資家が
本日軟調だった内需関連株を再度物色する可能性も。
弊社では内需メインで推奨を出しておりましたので、
本日弱かった銘柄でも
明日以降物色の矛先が向く期待もできるでしょう。
相場の流れが変わると「買われる銘柄」も変わってきますので
柔軟に売買推奨をしていければと思います。
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■主要指数
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『海外』
・NYダウ:26,279.91ドル (+372.54)
・ナスダック:8,016.359 (+152.948)
・S&P500:2,926.32 (+42.57)
・為替 ドル円:106.38-106.39(+1.19)
『国内』
・日経平均株価:20,655.13円(+199.69円)
・TOPIX:1,499.50(+12.93)
・日経ジャスダック平均株価:3,356.96 (-0.83円)
・東証マザーズ指数:868.80(+5.96)
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■明日の予定
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『海外』
米8月ニューヨーク連銀景気指数(21:30)
米8月フィラデルフィア連銀景気指数(21:30)
米7月小売売上高(21:30)
米7月鉱工業生産指数(22:15)
米8月NAHB住宅市場指数(23:00)
休場:韓国、インド
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