東京市場大引け『市況』by日本投資機構株式会社　評判

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■5月10日　本日の見出し
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日本時間13時01分の対中追加関税発動を前に、
米中通商協議の報道により大きく値が動く可能性も。

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■本日の日本株見通し
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米国は日本時間10日午後1時01分に、
2,000億ドル相当の中国製品に対する関税を
10%から25%に引き上げるとしています。

実施は避けられないと見る向きが多い一方、
現在ワシントンにて閣僚級米中通商協議が行われており、
何らかの合意に至るという期待も残っています。

ワシントンに到着した中国の劉鶴副首相は
「誠意を持って来た。いまの特殊な状況下で理性的に、
正直に米国と意見交換したい」と語っており、
追加関税を引き上げる方針であることには
「中国は追加関税は問題を解決する方法ではないと考えている。
米中両国だけでなく、世界にも不利だ」と発言。

トランプ米大統領も中国の習近平国家主席と
電話協議をする可能性を明らかにし、
中国との合意は依然として可能」と述べており
両国ともに交渉には前向きです。

本日場中に両国の協議が行われることから
報道により大きく値が動く可能性も
想定されるとして本日の相場を見ていきます。

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■前日の海外概況
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『NYダウ工業30種平均』

0日の米株式市場でダウ工業株30種平均は、
前日比138ドル97セント安の2万5,828ドル36セントと反落。

「彼らが取引を壊した。中国は関税を払うことになるだろう」と
トランプ米大統領が8日夜の演説で語り、
強硬姿勢を見せたことで投資家心理は不安に傾き
一時は約450ドル安となる場面も。

航空機のボーイングや建設機械のキャタピラーなど、
中国への収益依存度が高い銘柄を中心に
リスクを回避する売りが広がりました。

ただ昼過ぎには、トランプ氏が中国の習近平国家主席と
電話協議をする可能性があると伝わり、
同氏が「中国との合意は依然として可能」と述べたことで
交渉決裂の懸念感が和らぎ、買戻しが入っております。

投資家心理がリスクオフに傾く中で、
好決算を発表したウォルト・ディズニーなど
関税引き上げの影響が少ない好材料銘柄に資金が集中。

米中貿易摩擦が激化するとの懸念から
ナスダック総合株価指数も続落しています。

『為替』

9日のニューヨーク外国為替市場で
円相場は1ドル=109円70銭～80銭と円高に傾倒。

米中貿易交渉への警戒感がくすぶり、
リスクを回避する目的での円買いが進んでいます。

『日経平均先物』

9日のシカゴ日経平均先物6月物は前日比200円安の2万1,325円と続落。

9～10日に開く米中貿易協議の先行き警戒感が根強く、
米株安や円高が進んだのを受けて、売りが出ています。

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■主要指数
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『海外』

・NYダウ：25,828.36ドル　(-138.97)

・ナスダック：7,910.587　(-32.732)

・S&P500：2,870.72　(-8.70)

・為替　ドル円：109.75-109.80円　（+0.13)

『国内』

・日経平均株価：21,402.13円　(-200.46円)

・TOPIX：1,550.71（-21.62)

・日経ジャスダック平均株価：3,415.06円　（-31.23円)

・東証マザーズ指数：914.59　（-26.13)

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■本日のイベント
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『国内』

日銀金融政策決定会合の主な意見（4/24～25開催分）
3月家計調査（8:30）
3月毎月勤労統計（8:30）
オプションSQ

『海外』

米4月消費者物価指数（21:30）
米4月財政収支（5/11 3:00）

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■決算発表
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清水建、オリンパス、ＮＴＴ、ＳＵＢＡＲＵ、
マクドナルド、東洋水産、ＡＬＳＯＫ、旭化成、
大日住薬、大成建、長谷工、味の素、田辺三菱、
コムシスＨＤ、東急不ＨＤ、ネクソン、関西ペ、
楽天、住友電、ハーモニック、クボタ、アズビル、
スズキ、島津製、イオンＦＳ、三井不、京急、
名鉄、ダイフク、りそなＨＤ、静岡銀、ホシザキ