東京市場寄付き『市況』by日本投資機構株式会社
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■2月25日 本日の見出し
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米中通商協議への期待が支えになるも
弱い経済指標を嫌気し上値の重い展開に。
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■本日の日本株見通し
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HSマークイットがまとめる
世界の製造業の購買担当者景気指数(PMI)は
1月に50.7と約2年半ぶりの水準に低下。
日本の2月製造業PMI(購買担当者指数)速報値も
好不況の目安となる50を下回っています。
世界経済が減速しているとの懸念が強まる中で
週後半にかけて多く発表される指標への
警戒感も強まりやすく、
株式市場への新規の資金流入は望めなそうです。
一方で、トランプ米大統領は24日に、
「米国が中国との貿易協議で
知的財産権保護と技術移転、農業、サービス、通貨や
他の問題を含めて重要な構造問題で
かなり前進したと報告できて私はうれしい」とツイート。
3月中に米中首脳が会談する見通しが明らかになったことも含め
米中が貿易交渉で合意に至るとの期待感が
引き続き支えになるとして本日の相場を見ていきます。
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■前日の海外概況
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『NYダウ工業30種平均』
22日の米株式市場でダウ工業株30種平均は
前日比181ドル81セント高の2万6,031ドル81セントと反発。
トランプ米大統領が、米中の貿易協議について
「3月1日の交渉期限を延長する用意がある」、
「合意に至る可能性が高い」などと述べたことが伝わっております。
米中首脳が3月中に会談し、
最終合意を目指すことが明らかになったこともあり、
米中の貿易摩擦が緩和するとの見方から買いが入りました。
米連邦準備理事会(FRB)が
半期に1度米議会に提出する金融政策報告書では
「金融市場の変動や世界経済への懸念を映して
昨秋以降、消費や企業の一部景況感指標が弱まった」との認識が
示されていましたが、市場の反応は限定的です。
ハイテク比率が高いナスダック総合株価指数は
主力株が軒並み上昇し反発しています。
『為替』
22日のニューヨーク外国為替市場で円相場は
1ドル=110円65銭~75銭と横ばいで終了。
アジアや欧州の株高などを手掛かりに円は小安く始まったが、
米連邦準備理事会(FRB)の政策正常化に対する慎重姿勢が
改めて意識され次第に円買いが優勢となりました。
22日のシカゴ日経平均先物3月物は、前日比65円高の2万1,425円と反発。
米中貿易協議の合意が近いとの期待から
米株式相場とともに上昇を見せております。
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■主要指数
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『海外』
・NYダウ:26,031.81ドル (+181.18)
・ナスダック:7,527.545 (+67.837)
・S&P500:2,792.67 (+17.79)
・為替 ドル円:110.75-110.76円 (+0.01)
『国内』
・日経平均株価:21,425.51円 (-38.72円)
・TOPIX:1,609.52(-3.98)
・日経ジャスダック平均株価:3,449.73円 (+3.12円)
・東証マザーズ指数:916.76 (+12.21)
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■本日のイベント
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『国内』
1月企業向けサービス価格指数(8:50)
『海外』
米1月シカゴ連銀活動指数(22:30)
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■国内決算発表
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プラネット
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■株式2.0参加者様へワンポイント!
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おはようございます、アナリストの石塚です。
世界経済の先行きが懸念され
警戒感は拭えない状況が続いています。
ただ米中貿易摩擦が進展するとの期待から
今週も下支えの強い状況が続くことが想定されるため
個別銘柄への活発な物色に期待できそうです。
本日は17時に銘柄を推奨予定ですので
是非お買付けをご検討ください。
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