東京市場大引け『市況』by日本投資機構株式会社 評判
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■5月29日 本日の見出し
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前日のNY市場の流れを引き継ぎリスクオフの売りが優勢。
節目と見られていた2万1,000円を割り込んで終了。
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■本日の相場概況
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『国内』
30日の東京株式市場で日経平均株価は
前日比60円84銭安の2万0,942円53銭と続落。
米中貿易摩擦の長期化懸念から前日の米国株が下落、
リスク資産から資金を移す動きが見られ
日本株市場でも売りが優勢となりました。
中国共産党の機関紙・人民日報が
「貿易戦争を巡る米国への対抗手段として
レアアース(希土類)を利用する用意がある」と報じたことで
米中対立の激化が意識されています。
中国・上海株が軟調に推移したことも
売りを加速させる材料となりました。
米中貿易摩擦が長期化するとの見方から
投資家がリスク回避の姿勢を強め、
ジャスダック平均株価、東証マザーズ指数も続落。
『海外』
30日午前の中国・上海株式相場は反落。
指数が前日までの4日続伸で2%超上昇しており、
いったん利益を確定しようとする売りが優勢となりました。
『為替』
14時時点の東京外国為替市場で円相場は、1ドル=109円66~67銭と円安に傾倒。
国内で事業会社の決済が集中しやすい「5.10日(ごとおび)」にあたるため、
輸入企業からの円売り・ドル買いが出ています。
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■明日の日本株見通し
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年始からの株価上昇は、
「米中交渉が進展することにより今下期より
企業業績も回復する」というシナリオが背景にありましたが、
その前提が崩れつつあります。
「G20で米中両国に何らかの歩み寄りが見られる」という
市場の希望もしぼんでしまったため、
目先の市場は米中貿易摩擦長期化を織り込んでいくでしょう。
今夜の米国株市場が下落すれば
テクニカル的にも一段の下落を招きやすく
VIX指数の上昇、金利低下、原油安の流れが続き、
日経平均株価がさらに下値を模索する可能性も。
明日が週末であることも
リスクオフの売りに拍車をかけると見ています。
また、明日10時発表の5月中国製造業PMIにも注目。
市場予想では節目の50を割り込むと見られていますが、
そうなれば中国当局への追加景気対策の圧力が強まるため
上海株の上昇、日本株の下支えに繋がる期待ができます。
現在のところNYダウ先物は小高い水準で推移しておりますが、
今夜の展開次第では一段の下落も
想定されるとして明日の相場を見ていきます。
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■主要指数
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『海外』
・NYダウ:25,126.41ドル (-221.36)
・ナスダック:7,547.310 (-60.041)
・S&P500:2,783.02 (-19.37)
・為替 ドル円:109.69-109.70(+0.49)
『国内』
・日経平均株価:20,942.53円 (-60.84円)
・TOPIX:1,531.98(-4.43)
・日経ジャスダック平均株価:3,357.35円 (-5.56円)
・東証マザーズ指数:904.59 (-16.00)
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■明日の予定
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『国内』
4月有効求人倍率(8:30)
4月完全失業率(8:30)
5月都区部消費者物価指数(8:30)
4月鉱工業生産指数(8:50)
4月商業動態統計(8:50)
4月住宅着工統計(14:00)
『海外』
中国5月製造業PMI(10:00)
米4月個人所得・個人支出(21:30)
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■株式2.0参加者様へワンポイント!
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アナリストのKanonです。
本日場中にレポートもお送りしましたが、
相場が下値を模索する展開が続きそうですので
ご自身の許容範囲にてロスカット値を設定し、
相場を見れない場合は逆指値注文を入れることを
視野にご検討ください。
含み益になった場面では
逆指値の価格を買値より上げていきましょう。
ご自身のトレードの精度、利益を上げるためですので、
わからないことはすぐにでも相談してくださいね!
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